【横浜FM】負傷交代の三好は「大丈夫です」、GK朴は…
横浜FMの三好康児。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
天皇杯で実現した横浜ダービー。二人が担架でロッカールームに運ばれたが――。
[天皇杯3回戦] 横浜FM 2-1 横浜FC/2018年8月14日/ニッパツ三ッ沢球技場
横浜F・マリノスが横浜FCとの「横浜ダービー」を中川風希望と大津祐樹のゴールにより2-1で制し、天皇杯4回戦へとコマを進めた。しかし、白熱した攻防の終盤、横浜FMの朴一圭、三好康児が相次いで負傷交代を余儀なくされ、いずれも担架でロッカールームに運ばれた。
試合後、三好は革靴も履いてメディアの前に現れ、決して重傷ではないと強調した。
「やった瞬間は痛かったですけれど、大事を取ってと言いますか、プレーするのは止めました。そんなに重傷ではないので、大丈夫です」
敵陣で気付いたら倒れこんでいたが、「ボールがアウトして、相手選手と味方選手が接触して、そこで自分も見ていなくて足首を捻ってしまいました」という。
自身にとっては初めてとなる「横浜ダービー」。三好は「違いを見せないといけないし、前回のリーグ戦(鹿島アントラーズ戦/●1-2)の反省を生かしてやっていこうというところがチーム全体でできていました。守備の部分も攻撃の部分も、アグレッシブに行けたと思います」と、勝利をポジティブに捉えていた。
また東京五輪代表チーム(現U-22日本代表)でもチームメイトである渡辺皓太と横浜FMでの”初共演”を果たした。
「皓太は加入してすぐですけれど、代表でも一緒にやっていたので、お互いに特徴を分かり合っていたので、スムーズにできたと思います」
そのように三好はこの試合で、いくつかの好感触を得ていた。
一方、朴は飛び出して相手選手にチャージしたあと、一度は起き上がって歩いたもののピッチに座り込んだ。すると駆け寄ったチームドクターが「×」のサインを出して、杉本大地と途中交代をした。
試合後は松葉杖こそついていなかったが左足首をギプスで固定して現われ、そのままバスに乗り込んだ。
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[取材・文:塚越始]
text by Hajime TSUKAKOSHI