岡崎慎司がウエスカ監督の「信頼を得る」。課題は言葉と…
ウエスカの岡崎慎司。(C)SD_HUESCA
7試合連続で先発フル出場中。
スペイン2部リーグ、SDウエスカのFW岡崎慎司が7試合連続で先発フル出場を続け、10月19日に行われた12節のCDルーゴ戦(●2-3)では加入後通算2ゴール目を決めた。スペイン紙『アス』は「ミシェルの信頼を掴んだ」と題した記事で、チームの指揮官から欠かせぬ存在として重宝されていることを伝えている。
岡崎はマラガCFへの加入が決定したものの、クラブのファイナンシャルフェアプレー違反により移籍期間の間に選手登録ができず、契約を一旦白紙撤回する形に。フリートランスファーとなったのち、ウエスカ入りを果たした。
当初2試合は途中出場し、6節からすべての試合で最前線に入っている。記事ではウエスかのダイナックなスタイルに「しっかり適応した」と評価する。「今のところ言語の障壁を克服するのは難しい課題」としたうえで、それでも「このアジアのアタッカーは、ミシェル監督が求めることをパーフェクトに把握し、前線でマークを外し、動きを加えることでギャップを作り出している」と評価する。
言葉の問題に加え、チームの戦術的な課題として同メディアが挙げるのが、2列目にその岡崎が作るスペースを生かせる選手が出てこないことだ。1シーズンでの1部リーグ復帰を目指すなか、ウエスカはこれまで12試合で12得点(9失点)と、「1試合平均1ゴール」しか挙げられずにいる。上位10チームで得点数は最下位で、失点数は最小(1位)である。
もちろん最前線に立つ岡崎にも得点が求められる。ただ記事では、負傷離脱者などもいるなかで、「岡崎をフォローできる2列目の選手が求められる」と、チーム内のテーマを指摘している。
ウエスカはこれまで2部リーグ、6勝1分5敗の勝点19で7位。1位のカディスCFが勝点31、2位のアルバセテ・バロンピエが勝点22。引き離されたくないだけに、今、まさに踏ん張りどころを迎えている。
今日10月27日午後7時(日本時間28日:2時)から、12位のエルチェCFとホームで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]