レアルが来夏「久保復帰&ムパッペ獲得」画策。ユーベも参戦か!?
久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
過去最高の約360億円を準備か!
スペイン紙『アス』などスペインの複数メディアが2020-2021シーズンを控える来夏、日本代表MF久保建英ら5人のレンタル組の復帰とともに、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムパッペの獲得”一本”に絞ると報じている。まだ、冬の移籍マーケットもあるだけに、やや気の早い話のようだが、水面下での駆け引きはすでに始まっているようだ。
レアル・マドリードはまず現在レンタル中である、ダニ・セバージョス(23歳/アーセナル)、アフラフ・ハキミ(20歳/ボルシア・ドルトムント)、マルティン・ウーデゴール(20歳/レアル・ソシエダ)、セルヒオ・レギロン(22歳/セビージャFC)、久保(18歳/RCDマジョルカ)の5人を、クラブに復帰させる意向だという。ただし、セバージョス、レギロンはジネディーヌ・ジダン監督との関係を修復できるか、またレンタル先のクラブとの兼ね合いなど課題もあるという。
久保に関しては、どのメディアも基本的には「復帰することに問題なないだろう」と報じている。スペインメディア『ドン・バロン』は、さらにレアル・バリャドリードに期限付き移籍しながらチャンスを掴めずにいる、今夏のU-20ワールドカップで優勝を果たしたU-20ウクライナ代表のGKアンドリー・ルニンも復帰するはずだと報じている。
そのように、できるだけ資金をかけず、しかし有望な若手を加えることで血の入れ替えを行う。その一方でムパッペの獲得に重点を置き、約3億ユーロ(約360億円)を投じる考えだというのだ。
ところが、そこに参戦するという噂が出たのがイタリア・セリエAのユベントスFCである。
年俸を含めて約3億6000万ユーロ(約460億円)を準備して、5年契約での獲得を働きかけているという。
レアル・マドリードがこの夏にチェルシーFCから獲得したエデン・アザールの違約金は1億ユーロ(約120億円)だったと言われる。また、過去の移籍金(違約金)の最高額は、2017年にFCバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍したブラジル代表FWネイマールの220億ユーロ(約270億円)。そういった事例を踏まえると、天文学的な額だと言える。
そしてレアル・マドリードで、アザール、ムパッペ、そこに久保も絡むという魅惑の前線が実現するのか――。ただ、確かに現時点では、なかなかそこまでは想像がつかない状況ではある(その3人の同時起用は難しい?)。
まずは目の前の試合、久保にはCAオサスナ戦で移籍後初ゴールが期待されるところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]