イニエスタ大喜び!小川慶治朗2ゴール、神戸が仙台との「6ポイントマッチ」を制す
神戸のアンドレ・イニエスタ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「思い切り振り抜きました。気持ち良かったです」
[J1 30節] 神戸 2-0 仙台/2019年11月2日/ノエビアスタジアム神戸
ノエスタが歓喜に包まれた――。ヴィッセル神戸が小川慶治朗の2ゴールで、ベガルタ仙台にホームで快勝を収めた。
アウェーチームのタイトな守備に苦しむなか、神戸がその間隙を縫って攻め込む。16分、アンドレス・イニエスタが左サイドで起点となって展開。山口蛍から縦パスを受けたダビド・ビジャのシュートのこぼれ球に反応した小川が、右足を振り抜いて先制に成功した。
後半は仙台に主導権を握られるなか、一瞬のスキを見逃さなかった。69分、最終ラインのトーマス・フェルマーレンのロングフィードから、古橋亨梧のポストプレーを経て、再び小川が右足でファインシュートを突き刺し、この日2点目。先発起用の期待にしっかり応えてみせた。
得点シーンでは、イニエスタが両腕を掲げてガッツポーズを作り、さらに小川を抱擁して喜びを表現した。
ホームチームは、ダビド・ビジャに代えてルーカス・ポドルスキ、イニエスタに代えて安井拓也も投入。守備陣も最後まで集中を保ち、8月17日の27節・浦和レッズ戦(〇3-0)以来となる無失点勝利を収めた。
勝点35同士の「6ポイントマッチ」は、神戸が勝点38に伸ばしてJ1残留へ大きく前進した。一方、仙台にとっては痛い1敗となった。
小川は試合後のヒーローインタビューで次のように語った。
「天皇杯に続き良い試合ができて、そのなかでゴールを決められて良かったです。(1点目は?)あまりコースを見ていませんでしたが、思い切ってシュートを打ちました。(クラブ通算900点目となったが?)昨日その話を聞いて狙っていたので嬉しかったです。(2点目は?)上手くボールが流れて速い攻撃ができて、シュートコースが空いたので思い切り振り抜いたら決まったので、とても気持ち良かったです。いい雰囲気を作っていただき、このまま最後まですべて勝ちたいと思います」
次節、神戸は11月9日にアウェーで名古屋グランパスと、仙台は10日にホームで清水エスパルスと対戦する。
[文:サカノワ編集グループ]