不調続くセインツ、吉田の先発復帰は?「失うものは何もない」と指揮官
吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
3試合ぶりの出場なるか。アウェーで6位アーセナルと激突。
[プレミアリーグ 13節]サウサンプトン – アーセナル/2019年11月23日(日本時間24日0:00)/エミレーツ・スタジアム
9月の勝利を最後にイングランド・プレミアリーグで直近7試合1分6敗と勝ち星を挙げられずにいる19位のサウサンプトンFCが今節、アウェーで6位のアーセナルFCと対戦する。直近のリーグ戦2試合はスタメンから外れ、ベンチで過ごした日本代表DF吉田麻也に、果たして出番は訪れるか。
セインツは前節、残留争いをするライバルのエバートンFCにホームで序盤に先制を許す苦しい展開に。後半一度は追いついたものの、試合終盤に失点を喫し、結局1-2で敗れた。
打開策を見出せずにいるサウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督はアーセナル戦前日の公式記者会見で「失うものは何もない」と、次のように意気込みを示した。
「特にアーセナルのようなビッグクラブとの対戦となれば、失うものは何もありません。試合が始まり勇敢に戦えば、何かしらの結果を手に入れられるチャンスがあると思います。
その上で早い時間で先制点を取ることが重要になってきます。もし序盤に点を奪えれば、相手は逆転するのは難しくなり、簡単に負けることはありません。これはマンチェスター・シティ戦(途中までリードし、後半アディショナルタイムの失点で●1-2と落とした)でも示してくれたことです」
強豪だからこそ、チャンスがある――。指揮官はそのように語る。
「アーセナルもここ数試合は苦しんでいますが、ホームになると強さを発揮するチームです。エミーレーツスタジアムで勝つことは簡単ではありませんが、今シーズンは何試合かアウェーで良いパフォーマンスを見せていますので、アウェーまで駆けつけてくれるサポーターに、いい姿を見せられればと思っています」
現在2部(チャンピオンシップリーグ)降格圏の19位に沈んでいるサウサンプトンは残留圏内の17位アストン・ビラFCとは勝点3差である。アーセナル戦に勝てば、勝点で並ぶ可能性もある。
直近2試合は出番のなかった吉田麻也だが、ここまでリーグ戦7試合(553分)に出場している。14日に行われた日本代表のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選のキルギス戦(〇2-0)ではセンターバックとしてフル出場。今回は19日の大阪での親善試合には帯同せずセインツに合流し、このアーセナル戦に向けて調整してきた。
今節は経験を買われての起用はあるか? 出番を得られれば結果にこだわり、吉田自身、さらにサウサンプトンともに弾みをつけたいところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]