2018年なでしこジャパン始動! インパクト&期待度ランキング
阪口夢穂が2018年もチームの軸になるだろう。
2017年最大の功労者として、阪口を挙げたい。13試合でスタメンに名を連ね、11月のヨルダン戦こそ63分で退いたが、12試合にフル出場した。試合ごとに異なる選手とボランチを組み、パートナーの良さを引き出そうとした。
彼女が前線に上がれば攻撃が活性化され、下がれば守備が安定する。常に周りを生かせる阪口の存在なくして、このチームは成り立たない。「チームの心臓」と指揮官から絶対的な信頼を寄せられるにも頷ける貢献度だった。阪口が2018年もチームの軸を担うことになるだろう。
2018年は4月、ワールドカップ予選となるアジアカップが控える。前回大会でようやく悲願の初戴冠となったアジアカップ。試合ごとにヒロインが生まれるような彩りあるチームへ成長できれば、連覇も見えてくる。
文:早草紀子
Nriko HAYAKUSA