世界が驚く!乾貴士の圧巻ゴールに「ほぼ不可能だ」と舌を巻く
エイバルの乾貴士(中央)。※ツイッターのエイバル公式アカウントより
2019年ラストゲームにファーストゴール。
[スペイン1部 18節] エイバル 3 – 0 グラナダ/2019年12月20日/エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーア
スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)、SDエイバルはホームでグラナダCFに3-0の快勝を収めた。2-0で迎えた87分にはロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表のMF乾貴士がほぼ角度のないところからシュートを突き刺し、試合を決定づけた。これがエイバルに復帰した乾にとって、今シーズンファーストゴールとなった。
その圧巻のシュートに、世界のメディアが舌を巻いた。
2-0で迎えた87分、気の抜けない展開が続くなか、エイバルがカウンターでボールを持ち運ぶ。そして左サイドのゴールライン沿いでボールを持った乾が相手GKを引き出し、一度中央を見てクロスを放つかと思われたが……。一瞬空いたスペースを見逃さず、右足を振り抜く。そしてボールはほぼ角度のないところから、糸を引くように一直線にファーサイドのサイドネットに突き刺さった。
チリのスペイン語メディア『EN CAHA』はこのゴールをピックアップ。「ほぼ不可能だ!乾貴士が勝利に導くゴール」と題して、「この日本人選手が驚きのプレーで3-0の勝利をもたらした。ほぼ角度がなく、不可能と思われたところから豪快にゴールを決めてみせた」と絶賛していた。
また、乾は自身のSNSのツイッター( アカウントは @takashi73784537 )を更新して、次のようにファンに報告をしている。
「2019年最後の試合で今シーズン初ゴールできました。
やっとチームの力になれたんで、ホッとした。
とりあえず、一旦クリスマス休暇で帰りまーす!
色んな人に会えるの楽しみー」
31歳の稀代のテクニシャンが再び自らの存在感を示した一撃。気持ちよく新年を迎えられそうだ。
乾は今季リーグ戦13試合1得点・2アシストを記録。また、エイバルはこれまでリーグ5勝4分9敗(18得点・28失点)と勝点19を積み上げ、久保建英のRCDマジョルカに勝点4差をつけての16位で、冬の中断期間に入る。
チームは年明けの2020年1月4日(日本時間21時から)、アウェーで強豪バレンシアCFと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]