生粋のストライカーが決断!大分の後藤優介が清水に完全移籍「感謝しかない。僕はすごく幸せ者」
大分の後藤優介。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「皆さんにピッチで恩返しできるように頑張ってきます。本当に8年間ありがとうございました」
大分トリニータのFW後藤優介が12月30日、清水エスパルスに完全移籍することが決定した。両クラブから正式に発表された。
後藤優介は1993年4月23日生まれ、鹿児島県出身、26歳。171センチ・70キロ。これまでのキャリアは、鹿屋東中 ― 大分U-18 ― 大分 ― HOYO AC ELAN大分 ― 大分。大分の下部組織からの生え抜きで、為田大貴(ジェフユナイテッド市原・千葉)と同期にあたる。
2019年の成績は、J1リーグ16試合・2得点、ルヴァンカップ5試合・3得点、天皇杯3試合・1得点。これまでの通算成績は、J1リーグ19試合・2得点、J2リーグ120試合・32得点、J3リーグ26 試合・16得点、JFL9 試合・0得点、ルヴァンカップ6試合・3得点、天皇杯14試合・4得点。
生粋のストライカータイプでもある後藤が、ついに大きな決断を下した。26歳のFWは次のように大分のファンにあいさつをしている。
「大分トリニータに関わる皆さん、8年間応援していただき本当にありがとうございました。
僕をここまで育ててくれたクラブには 感謝しかありません。
僕はすごく幸せ者だと思います。
全部のカテゴリーも経験させてもらいましたし、全部の昇格、降格も経験しました。
何より僕は初めて大きな舞台でJ3優勝を経験させてもらいました。あの時の感動とファン、サポーターさんたちの泣いて喜んでいる姿は今でも忘れてません。
ここまで成長できたのもクラブのおかげだけではなくて、それ以上に僕はファン、サポーターの皆さんに成長させてもらったと思っています。
ありがとうございます。
そしてこの決断はとても悩みました。
でも自分自身成長するためにもっと強くなるために決断しました。
皆さんにピッチで恩返しできるように頑張ってきます。本当に8年間ありがとうございました」
また、清水の公式サイトでは、次のようにコメントしている。
「はじめまして、大分トリニータから加入することになりました後藤優介です。
僕を必要としてくれたチームに感謝の気持ちを忘れずに、1日でも早くチームの力になれるように努力します。
応援をよろしくお願いします」
個性豊かなアタッカー陣が揃う清水で、後藤の点取り屋としてのポテンシャルが、さらに開花する期待も膨らむ。2020年の後藤は清水の勝利のため、より貪欲にゴールを狙う。
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[文:サカノワ編集グループ]