大分が93分に完璧カウンターから後藤一発!浦和サポーターはACLへ拍手で送り出す
大分の後藤優介。 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
大分はJ1残留をほぼ確実にする。
[J1 29節] 浦和 0-1 大分/2019年10月18日19:30/埼玉スタジアム2〇〇2
浦和レッズ対大分トリニータの一戦は、90+3分、完璧なカウンターから後藤優介がヘッドで叩き込み、アウェーチームにリーグ3試合ぶりとなる勝点3をもたらした。
立ち上がりから大分がボールを保持し、13分には敵陣を完璧に攻略したものの松本怜のシュートがポストを叩いてゴールならず。その後もパスをつないで相手を揺さぶったが、30分を過ぎた頃から運動量が落ち始める。
一方、浦和は「ボールをもっと握ろう」と大槻毅監督からハーフタイムにゲキが飛んだあとの後半に挽回する。しかしペナルティエリア内でフリーで受けた槙野智章のショットは枠を捉え切れず、ファブリシオの決定的なシュートもゴールを割れない。
浦和はファブリシオ、杉本健勇、山中亮輔、大分は伊佐耕平、三平和司、島川俊郎を投入。迎えた90+3分、左サイドを持ち上がった三竿健斗のクロスを、後藤がヘッドでゴールネットを揺らし、ついに均衡を破ってみせる。
試合はそのまま1-0で大分が勝利を収めた。浦和はリーグ連勝ならず。
浦和は9勝8分12敗(30得点・42失点)の勝点35のまま。一方、大分は11勝10分8敗(32得点・27失点)で勝点を43に伸ばし、J1残留をほぼ確実にした。
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の広州恒大とのアウェーでの準決勝第2戦を控える浦和の選手たちに対し、試合後、浦和のサポーターからはブーイングではなく拍手が送られた。
両チームのメンバーは次の通り。
▼浦和
▽先発
GK
1 西川周作
DF
31 岩波拓也
2 マウリシオ
5 槙野智章
MF
3 宇賀神友弥
(90+1分→6 山中亮輔)
8 エヴェルトン
22 阿部勇樹
41 関根 貴大
7 長澤 和輝
(75分→14 杉本健勇)
9 武藤 雄樹
(56分→12 ファブリシオ)
FW
30 興梠 慎三
▽控え
GK
25 福島 春樹
DF
46 森脇良太
MF
29 柴戸 海
FW
24 汰木康也
▽監督
大槻 毅
▼大分
▽先発
GK
1 高木 駿
DF
3 三竿雄斗
5 鈴木義宜
29 岩田智輝
MF
6 小林裕紀
(90+2分→4 島川俊郎 )
7 松本 怜
40 長谷川雄志
50 田中達也
FW
9 後藤優介
14 小塚和季
(70分→18 伊佐耕平)
25 小林成豪
(78分→27 三平和司)
▽控え
GK
22 ムン・キョンゴン
DF
16 岡野 洵
MF
19 星 雄次
23 高山 薫
▽監督
片野坂知宏
[文:サカノワ編集グループ]
Topics: Urawa Reds 0-1 Oita Trinita.