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久保レアル復帰の布石になるか。今冬のベイル獲得をMLS2チーム検討、ベッカム氏オーナーのマイアミも

久保建英。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ロサンゼルス・ギャラクシーはイブラヒモビッチの後釜に。

 スペインメディア『エル・デスマルケ』は1月6日、アメリカとカナダで構成されるMSL( メジャーリーグ・サッカー)の2チームが、レアル・マドリードのウェールズ代表FWガレス・ベイルの獲得を検討していると報じた。

 ベイル獲りに名乗りを挙げているのは、元イングラド代表MFデイビッド・ベッカム氏がオーナーの一人として共同経営に参画しているインテル・マイアミ、そしてエースストライカーのズラタン・イブラヒモビッチがACミランに移籍したロサンゼルス・ギャラクシー。インテル・マイアミは2020年からのMLS新規参入組。いずれもチームの”目玉”として、ベイルを欲しているという。

『エル・デスマルケ』の記事では、「獲得した時の1億ユーロ(約120億円)を回収することはできないものの、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はようやくこの高額な選手の売り手を見つけたようだ」と伝えている。

 ベイルがスペイン語を話すところを見た人がいないと言い、次なる移籍先はイングランドのプレミアリーグ復帰が有力視されていた。しかしヨーロッパ外――アメリカを選択しようとしているという。「英語が話せて、何よりメディアからのプレッシャーから解放され、ウェールズの家族を安心させることができる」と、新天地をアメリカにするその理由を挙げる。

 しかし、「どのチームが獲得するかは未定である」という。そのうえで、「候補の一つは、ロサンゼルスギャラクシー。イブラヒモビッチ退団後のスターを探している。もう一つの選択肢が、今年発足するベッカムがオーナーを務めるインテル・マイアミだ」と、2チームを”有力候補”に挙げている。

 リハビリを理由に遠征メンバーから外れながらゴルフをしていたという”事件”など、ピッチ外のスキャンダルが後を絶たない。それでもレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督はあくまでもピッチでの仕事のみに目を向け、この規格外のレフティを重用。今季これまでスペイン1部リーグ12試合・2得点・2アシスト、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ2試合に出場。FCバルセロナとのクラシコにも先発するなど、最近のリーグは4試合連続で出場している。

 レフティのアタッカーであり、ポジション的には、右ウイングをメインにするなど、現在レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中の久保建英ともかぶってくる。このベイルの去就もまた、久保の来シーズンの復帰には少なからずかかわってくる。

 いずれにせよ、ここから重要な試合が増えるチームにとってはメリットとデメリットの両方が感じられる、そのベイル放出は本当にあるのか――。

 なお、ベイルはサウジアラビアで開催されるスペインスーパーカップの遠征メンバーから体調不良のため外れることになっている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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