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バルセロナのバルベルデ監督解任か、後任最有力シャビとの交渉をアル・サッド認める。安部裕葵はピンチ?チャンス?

バルセロナのバルベルデ監督が解任か…。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

就任は1月、それとも6月? さらにスアレスが右膝を傷めて離脱に…。

 スペインメディアの『アス』、『マルカ』、『スポルト』など複数メディアが一斉に、スペイン1部リーグ(ラ・リーガ)で首位に立ちながら最近成績が芳しくないFCバルセロナのエルネスト・バルベルデ監督が解任の危機にあると報じた。すでに注目は後任に移り、バルセロナのフロントは元バルセロナで現在カタールリーグのアル・サッドを率いるシャビ氏の招へいに一本化したと伝える。『アス』は「アル・サッド側がバルセロナとの交渉を認めた」とも報じている。

 バルサは現在、スペインリーグでは12勝4分3敗の勝点40でレアル・マドリードと勝点で並びながらも首位に立つ。しかし最近はRCDマジョルカ戦(〇5-2)以降、1勝3分と結果を残せず。さらに先日、サウジアラビアで組まれたスペイン・スーパーカップの準決勝アトレチコ・マドリード戦を2-3で落としたことで、くすぶっていた退任論が一気に噴出した。

 アトレチコ・マドリード戦のあと、責任を問われたバルベルデ監督も「解任論が出てもおかしくはない」と語った。

 記事によると、シャビ招へいのタイミングについて、現時点なのかシーズン終了後の6月なのかなど話し合われていると言う。アル・サッドは現在、他チームより1試合消化が少ないなか、カタールリーグ7勝4分、首位レフウィヤとは勝点9差の3位につける。

 また、バルセロナのエースストライカーであるウルグアイ代表FWルイス・スアレスが右膝を負傷。手術を受けることになり最低でも全治4~6週間と言われ、チームとしても何とも悪い流れにある。

 一方、今季鹿島アントラーズからバルセロナBチームに加入した安部裕葵は、これまで何度かバルベルデ監督のもと、バルサAチームの練習にも参加。国際Aマッチ期間に組まれたチャリティのための親善試合では公式戦デビューも果たした。

 安部のプレーをチェックしてきた指揮官の退任は確かにマイナスかもしれない。一方、バルベルデ監督のもと、なかなか若手が起用されずにいたのもまた事実。監督交代によって、新たな選手が登用されるチャンスも膨らむ。

 また、セグンダBでFWとして結果を残している安部だが、移籍決定時に浮上していた「サイドバック挑戦案」についても、するのか、しないのか、どのポジションで戦うのか――。今一度考えるタイミングにもなるかもしれない。

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[文:サカノワ編集グループ]

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