【U-23日本代表】VARから失点。相馬の鮮烈弾で追いついたが…

サカノワスタッフ

2020年1月12日

上田綺世。写真：早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

シリアに苦戦を強いられる。

[タイU-23アジア選手権 GS２節] 日本 – シリア／2020年１月12日（日本時間22:15）／タマサート・スタジアム

　タイU-23アジア選手権のグループステージ（ GS )２節、東京オリンピック世代にあたるU-23日本代表がU-23シリア代表と１-１のまま試合終盤に突入している。

　ホスト国の日本を除く上位３チームが今夏開催される東京五輪の出場権を得られる。日本はサウジアラビア、カタール、シリアと、いずれも力があり未知な部分も大きい中東勢と同グループに。日本は３日前の初戦サウジアラビアに１-２で敗戦。この試合で負けるとグループステージ敗退が決まってしまう。

　日本は初陣から先発６人を変更する。しかし開始早々、ゴール前にてヘディングで競り合った相手に対し、先発に抜擢された町田浩樹の振り上げた足が頭部を蹴る形に。主審はVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）と交信、おそらくVARから勧められオンフィールドレビュー（OFR：映像の確認）を行う。

　微妙ではあるものの、確かにこれがゴール前のみならず、ピッチ内のどこかで起きていればファウルになるプレーと言えて、町田のファウル（イエローカード）でPKが与えられる。これを決められ、シリアに先制点を献上してしまう。

　そこからは、ゴール前で６バックのような布陣で守るシリアに対し、日本がボールポゼッション率で上回り、押し込むような形に。すると30分、相馬がカットインから一度止められたものの、再び強烈なシュートでねじ込み同点とする。

　前半は１-１で折り返し、後半に突入。日本は田川亨介を投入するなど前線を活性化させて、決勝点を狙っている。試合は１-１のまま残り15分を切った――。

　日本代表のメンバーは次の通り。

ポジション　
背番号
名前
所属チーム

▽先発
GK　
12
大迫敬介
サンフレッチェ広島

DF
３
渡辺　剛
FC東京
(77分→ ２立田悠悟／清水エスパルス）

15
岡崎　慎
清水エスパルス

17
町田浩樹
鹿島アントラーズ＊

MF
22
橋岡大樹
浦和レッズ

16
相馬　勇紀
名古屋グランパス

６
齊藤未月
湘南ベルマーレ

21
松本泰志
サンフレッチェ広島

10
食野亮太郎
ハート・オブ・ミドロシアンFC（SCO) ＊
（67分 → 18　田川亨介／FC東京）

14
森島　司
サンフレッチェ広島

FW
13
上田綺世
鹿島アントラーズ

▽控え
GK　
１
小島亨介
アルビレックス新潟

23　
谷　晃生
湘南ベルマーレ

DF
20
古賀太陽
柏レイソル

MF
７
田中駿汰
北海道コンサドーレ札幌

８
田中　碧
川崎フロンターレ

19
旗手怜央
川崎フロンターレ

５
杉岡大暉
鹿島アントラーズ

11
遠藤渓太
横浜Ｆ・マリノス

４
菅　大輝
北海道コンサドーレ札幌

FW
９
小川航基
ジュビロ磐田

＊町田は１月５日（日）に合流。
＊食野はグループステージ３試合に参加予定。

◆U-23日本代表の結果と日程◆

◇グループステージ◇
１月９日（木）日本（●１-２）サウジアラビア
１月12日（日）日本×シリア
１月15日（水）日本×カタール

[文：サカノワ編集グループ]