【高校選手権決勝】静岡学園が大逆転で全国制覇!川口監督「痺れました」
静岡学園の中谷颯辰(5番)が2ゴール!写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
中谷颯辰が2ゴール!浦和内定の武田英寿も埼スタで決める。
[高校選手権 決勝] 静岡学園 3-2 青森山田/2020年1月13日/埼玉スタジアム2002
全国高校サッカー選手権決勝は静岡学園(静岡)が青森山田(青森)に3-2で、2点差からの大逆転勝利を収め24年ぶりの全国制覇を成し遂げた。
試合は静岡学園が持ち味であるパスとぶりブルを織り交ぜて攻めるのに対し、青森山田はセットプレーを生かしながら相手ゴールへ迫る。
すると12分、古宿理久の精度の高いフリーキックに藤原優大がヘッドで合わせ、青森山田が先制に成功。さらに33分、浦和レッズへの加入が内定している武田英寿がGK野知滉平に倒されて得たPKを決めて、点差を2点に広げる。
しかし、そこから静岡学園の逆襲が始まる。
鹿島アントラーズ入りが内定している松村優太を中心に、むしろ「静学サッカー」の色を強め、アグレッシブかつ丁寧に試合を進めていく。すると前半アディショナルタイム、中谷颯辰が渾身の一撃をねじ込み、1点差として折り返す。
後半開始から静岡学園は藤田悠介に代えて草柳祐介を投入。さらに緑のユニフォームが攻勢を強める。
61分、エースストライカーの加納大が決めて、ついに同点に。さらに85分、セットプレーから中谷がヘッドで合わせて、この日2点目! ついに静岡学園が逆転に成功する。
その後は鈴木琉聖の超ロングスローに苦しみながらも耐え凌いで、3-2で全国優勝を成し遂げた。
静岡学園の川西修監督「痺れましたし、先輩たちの努力が今日報われたと思います。(王国・静岡復活へ)優勝したことで静岡が盛り上がっていければと思います」と語った。また、2得点の中谷は「最高です。嬉しいです。感謝の気持ちが大きいです。大学からプロを目指したいです」と喜んだ。
両チームのメンバーは次の通り。
▽青森山田
GK
1 佐藤史騎
DF
2 内田 陽介
(87分 → 19 鈴木 琉聖)
3 神田 悠成
4 箱﨑 拓
5 藤原 優大
MF
6 古宿 理久
7 松木 玖生
(89分 → 14 金 賢祐)
8 浦川 流輝亜
(71分 → 13 得能 草生)
10 武田 英寿 (Cap.)
11 後藤 健太
(77分 → 15 安斎 颯馬)
9 田中 翔太
▽静岡学園
GK
17 野知滉平
DF
3 阿部 健人 (Cap.)
4 田邉 秀斗
5 中谷 颯辰
15 西谷 大世
MF
8 浅倉 廉
10 松村 優太
14 小山 尚紀
16 井堀 二昭
18 藤田 悠介
(HT →19 草柳 祐介)
FW
9 加納 大
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[文:サカノワ編集グループ]