サラゴサ監督が「香川真司のベストマッチ」と久保建英のマジョルカ戦を評価
サラゴサでの香川真司。(C)Real Zaragoza
タメを作り、味方のスペースと時間をお膳立てして2点目をアシスト。
[コパ・デルレイ ラウンド32] サラゴサ 3-1 マジョルカ/2019年1月21日/ラ・ロマレーダ
コパ・デルレイ(スペイン国王杯)のラウンド32、スペイン2部のレアル・サラゴサが同1部のRCDマジョルカに3-1の快勝を収めた。サラゴサのビクトール・フェルナンデス監督は香川真司のパフォーマンスについて、「今季これまでのベストマッチだったのではないか」と絶賛。1部昇格レースの勝負どころを迎えるなか、23番の活躍はチームにとっても大きな収穫になったようだ。マジョルカの久保建英もトップ下で先発し、途中から右MFでもプレーしてフル出場した。
4-2-3-1のトップ下で先発した香川は、センターフォワードに入る37歳のベテランのミゲル・リナレスの推進力を引き出しながら、彼の作り出すスペースを効果的に活用して前線でチャンスメイク。チームに流れるような攻撃のリズムをもたらした。
そして1-0とリードして迎えた54分だった。ペナルティエリア中央でパスを受けた香川がタメを作り、右サイドでフリーになったハビ・プアドにパス。ハビ・プアドは飛び込んできた相手を冷静に外して、左足でシュートを決めた。味方の時間とスペースを作り出す、試合の流れを読んだ香川の持ち味の生きたアシストだった。
ビクトール・フェルナンデス監督は「シンジは非常に良いプレーを見せました。おそらく、ここに来てから最高の試合でした」と手放しで喜んだ。
「すべての選手がポジティブな結果を残しました。なかなか日が当たらずにいた選手がとても良いプレーを見せたことにも満足しています」
「このチームのタレントとモチベーションがあれば、必ずや勝てると信じていました。選手たちはしっかりと証明してくれました」
そのように指揮官は、主力メンバーが不在だったとはいえ1部のチームであるマジョルカから挙げた快勝劇に、大きな自信を得ていた。
今週末のリーグ戦では、2部4位のサラゴサは1月25日にホームでCDヌマンシアと、一方、1部17位のマジョルカは26日にアウェーでレアル・ソシエダと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]