浦和有力?それとも…メルボルンが豪州代表DFの退団と「J1移籍」を発表
メルボルン・ビクトリーが公式サイトで、豪州代表DFトーマス・デングの退団と「J1移籍」を発表。※同サイトより
CBを主戦場にSBでもプレー。トーマス・デング「J1リーグでプレーする機会を逃したくなかった」
[ACL PO] 鹿島 – メルボルン・ビクトリー/2020年1月28日/カシマサッカースタジアム
オーストラリア1部リーグのメルボルン・ビクトリーは1月28日、同国代表DFである22歳のトーマス・デングの退団とともに「J1移籍」を発表した。クラブの公式サイトで公表している。クラブ名に関しては、明かされていない。
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで鹿島アントラーズと対戦する当日になるが、クラブの公式サイトでは「トーマス・デングが日本のJ1リーグでプレーしたいという申し出を受け入れ、彼はクラブを離れることになった」と報告している。
デングは次のようにコメントしている。
「メルボルン・ビクトリーは私に多くのことを与えてくれました。難しい決断ではありましたが、このプロのキャリアのなかで、J1リーグでプレーする機会を逃したくありませんでした」
また、クラブのフットボールオペーションマネジャーを務めるポール・トリンボリ氏は、次のように語っている。
「さまざまな検討をした結果、トミーのキャリアにとって素晴らしい機会であると理解しました。トミーの成功を願っています。彼がピッチの内外で成長する姿を見てきました。移籍ウインドーが数日しか残っていないため、彼に代わる選手を獲得できるように一生懸命取り組みます」
デングは1997年3月20日生まれ、22歳。178センチ。センターバックとサイドバックをこなす。オーストラリア代表1試合・0得点。メルボルン・ビクトリーの下部組織出身で、2015年からプレーしてきた。今シーズンは6試合でフル出場している。
果たして、どこのチームでプレーするのだろうか?
シドニーの地元ラジオ局『Soccer Stoppage Time』はSNSで、「デングは浦和に行くと信じている」と発信している。メルボルン・ビクトリーには昨季まで浦和でプレーした同国代表FWアンドリュー・ナバウトが所属しているだけに確かに接点はある。一方、最近のオーストラリアとのつながりを考えると……。
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[文:サカノワ編集グループ]