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レアルのジダン監督が来季補強へ動き出す。久保はローン継続?ベイル、ハメスらの放出がテーマに

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

『アス』が報じる。クラブは最低5人を放出したい意向。現段階で、復帰候補に久保は入っていないか?

 スペインメディアの『アス』は3月28日、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が来シーズンに向けた補強のオペレーションを、クラブとともに開始したと報じた。そのなかで、RCDマジョルカでプレーする久保建英らレンタル組についても言及。現時点では、久保は「復帰候補」に入っていないという。

 記事によると、レアル・マドリードの最大のテーマが、余剰気味であり出場機会を得られずにいる高額な選手たちの放出だ。ガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲス、ルーカス・バスケス、マリアーノが立場的には一番の放出候補に。さらにナチョ、マルセロ、ルカ・モドリッチ、ブラヒム・ディアスが続くが、前者3人は功労者でもありクラブとともに今後に向けた話し合いが行われていく見込み。ブラヒムはレンタル移籍もあり得るという。

 そうした既存戦力の整理なしに、金銭的にも選手枠的にも、新戦力獲得の公算は立てられないという状況である。トップチームの25人枠を考えると、最低でも5人は放出したいそうだ。

 そうしたなか、久保らレンタル組の中では、アクラフ・ハキミ(ボルシア・ドルトムント)、マルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ)が復帰濃厚で、セルヒオ・レギロン(セビージャFC)、ダニ・セバージョス(アーセナルFC)が今後の検討課題という。

 今回その中に久保の名前は入っておらず、基本的に他のレンタル組は、ローン継続か売却されると伝える。

 そして、マンチェスター・ユナイテッドに所属する27歳のフランス代表FWポール・ポグバ獲得のオペレーションも進行中。ただし、「何より選手の売却が決まらないことには、話が進まないが……」と締めくくっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって中断中のスペインリーグは、人々の安全が確認されたあと、再開されることになっている。順位はバルセロナが18勝4分5敗(63得点・31失点)の勝点58で1位、そしてレアル・マドリードが16勝8分3敗(49得点・19失点)の勝点56で2位と、2ポイント差がついている。レアル・マドリードとしては、このままで終わることなどできない。1日も早い再開が待たれるところだが……。

関連記事:久保建英が来季レンタル継続でレアル・マドリードと合意、スペイン国外も選択肢か

[文:サカノワ編集グループ]

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