マジョルカコーチが久保建英の進化を賞賛「賢さに助けられてきた」
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
バルセロナに敗れる。しかしチーム内では高評価を得る。
[スペイン1部 28節] マジョルカ 0-4 バルセロナ/2020年6月13日(日本時間14日5:00)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
新型コロナウイルスの影響により中断していたスペインリーグ(ラ・リーガ)の再開初戦、RCDマジョルカはホームで首位に立つFCバルセロナを迎え、0-4で敗れた。マジョルカの日本代表MF久保建英はフル出場を果たし、惜しいシュートや直接フリーキックを放ったものの、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンに止められゴールを奪えなかった。
この試合を控えた12日、スペインメディア『アス』で、マジョルカのアシスタント・コーチを務めるダニ・パストール氏が久保のマジョルカに来てからの成長ぶりについて語った。
ダニ氏は久保のこのシーズンを通した進化に目を瞠る。
「久保はここに来た時よりもずっと良くなっています。たくさんの仕事を一緒にしてきましたが、彼の賢さに助けられてきました。19歳の少年ではあるけれど、30歳のような頭の良さを持っています。とても礼儀正しくて敬意を持ち、コーチが話すことに多くの注意を払っています」
さらには久保の左足について、「彼の左足は特権であり、神様から贈られたものであり、それを彼はしっかりプレーでコントロールしています」とまで褒めたたえている。
バルセロナ戦では、最初の直接FKのチャンスで、大ベテランのサルバ・セビージャを制して、久保がキッカーを務めた。チーム内での立ち位置も間違いなく変わってきていることを物語るシーンだった。
とはいえ、結果に残るゴールを決め、降格圏の18位にいるチームを勝利に導きたい。
久保はリーグ通算25試合出場・3得点・3アシスト。マジョルカは7勝4分17敗(28得点・48失点)で18位。6月16日(日本時間17日2:30)にアウェーで、ビジャレアルと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]