浦和が踊って勝つ!在宅期間、ダンスを練習に採用。山中亮輔は「みんな下手だったけど本当に楽しい時間でした」
オンラインでの取材に応じた浦和の山中亮輔。(C)SAKANOWA
横浜FM戦の先発が一つの目標。「みんなギラギラして練習しているので、その競争に勝っていきたい」
J1リーグ浦和レッズのDF山中亮輔が6月17日、練習後にオンラインによる取材に応じて、この中断期間の取り組みや7月4日のリーグ再開初戦に決まった古巣の横浜F・マリノス戦に向けた抱負などを語った。
13日のFC町田ゼルビアとの埼玉スタジアムでの練習試合では、足を痛めて途中交代していた。状態が心配されたが、山中は「当たりどころが悪く、力の入らない状態になってしまいましたが、基本的には打撲だと思うので、そんなに心配はしていません」と説明。17日からは練習に合流し、「リーグ再開に向けて、いいコンディションで臨めれば」と意欲を示した。
7月4日の対戦相手は、昨季王者であり、2018年まで2年間在籍した横浜FMに決まった。ホームでのリモートマッチ(無観客試合)での再開となる。
「マリノス戦はもちろん気持ちが入ります。たくさん知っている選手が多いので、個人的にも楽しみにしている一戦。まずはその試合のピッチに立てるように、監督に一つひとつのトレーニングからアピールしていかないといけない。まだ誰が出るのか全く分かりませんし、みんなギラギラして練習しているので、そういった競争に勝っていきたいです」
横浜FM戦のピッチに立つ――。山中はそこを一つの明確な目標に定めている。
また、基本的に在宅が続いた自粛期間、オンラインによるチームトレーニングが行われた。そこではダンスを採り入れた練習にも挑戦。「楽しめる要素もあり、チームみんなで充実した在宅トレーニングができました」と、山中は振り返る。
クラブによると、今回スタッフを通じて、さいたま市(浦和)在住のプロダンサーであるKAZANEさんに有酸素運動を取り入れたメニューを行ってもらえないかと協力を依頼。ビデオ会議システムを活用して、ダンスなど普段する機会のないプロサッカー選手たちが、画面ごしに一生懸命に踊ったそうだ。山中は「本当に楽しい時間でした。みんな下手だったと思いますけれど、一生懸命にやって、とても楽しかったです」と振り返っていた。
浦和は4日の清水戦のあと、8日にアウェーのべガルタ仙台戦に臨む。この2試合がリモートマッチになる予定。その後、5000人以下まで観客の来場が認められ(人数など詳細未定。アウェー席は設けず)、12日にホームで鹿島アントラーズ、18日にアウェーでのFC東京戦に臨む。
関連記事:浦和がJリーグへ横断幕提出禁止「反対」の意見書を提出。村井チェアマンがコメント「善意のあるサポーターの心であり」と受け止めるものの
[取材・文:塚越始]