ポルト首位…中島の復帰はいつ?仲介人が金銭問題を否定、新型コロナの検査待ち?
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「非常に重要な局面、クラブはナカジマを必要としている」
ポルトガル1部リーグのFCポルトは6月23日のボアヴィスタFC戦で4-0の勝利を収め、勝点で並んでいたSLベンフィカが敗れたため、3ポイント差をつけて単独首位に立った。
しかし、ポルトの日本代表MF中島翔哉は6月3日のリーグ再開から4試合いずれも欠場。まだチームのトレーニングにも参加できずにいる。
現地の報道では、当初、新型コロナウイルスの影響により、中島の家族を残して、家事などの世話を見ていたスタッフが帰国。そうしたなかで体調を崩した家族の面倒を、中島が診ていたという。
そのため新型コロナウイルスの感染などの可能性もあるため大事を取っていたとも推察されてきた。しかし、セルジオ・コンセイソン監督は「この問題はクラブに委ねた」と語っていたが、状況はまったく好転していない。そのため、昨夏のカタール1部リーグのアル・ドゥハイルSCからの移籍を巡り、契約上の金銭面の問題が表面化したためではないかと囁かれてきた。
そうしたなか、中島を担当するブラジル人仲介人が22日の話が現地の『O JOGO』、『マイス・フチボル』に掲載された。記事によると、仲介人は娘の誕生に続いての中島のチームからの離脱であり、「セルジオ・コンセイソンの立場には賛同します」と理解を示す。一方、1日も早い合流を願う。
「ポルトはリーグ戦で非常に重要な局面にあり、ナカジマを必要としています。今回最初は妻のためにトレーニングに参加できませんでしたが、クラブや監督サイドの考えも理解しています。決して記事で書かれているような金銭面の不足などの問題は関係ありません。中島はすぐにでもトレーニングに参加したいと思っていますが、新型コロナウイルスの検査など手続きが必要です」
そのように、現在合流できずにいるのは金銭面の問題ではないと強調。「ナカジマはみんなに迎え入れられなければ、クラブに戻ってくることができません」と、チームスタッフ、選手、そしてクラブフロントに理解を求めている。
リーグ戦は残り6試合――。セルジオ・コンセイソン監督は「ロッカールームの雰囲気を知らなければ、団結を図ることはできません」とも語っていた。中島がポルトの輪に再び加わる日は来るのか。
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[文:サカノワ編集グループ]