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【浦和】誇りを懸けた一戦、大槻監督が「鹿島は鹿島」と警戒

オンラインによる取材で、鹿島戦への抱負を語った浦和の大槻毅監督。(C)SAKANOWA

観客を迎え入れての再開初戦、チケット一部販売へ。

[J1 4節] 浦和 – 鹿島/2020年7月12日19:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズの大槻毅監督が7月10日、オンラインでの記者会見を行い、12日のホームでの鹿島アントラーズ戦に向けた抱負を語った。浦和はこれまでリーグ2勝1分と無敗をキープ。一方これまで公式戦5連敗中であるライバルに対し、指揮官は「鹿島は鹿島」と警戒した。

 この試合から政府見解に基づき、一部観客を迎え入れての開催となる。埼スタでは5000人の動員が認められるものの、夜間開催であることや応援スタイルの規制などもあり、まだチケットは売り切れていない。

 とはいえ、こうした状況下でも、「赤」の誇りをかけた一戦であることに変わりはない。これまでの鹿島の印象を問われた指揮官は一言、「鹿島は鹿島」と答えた。

「勝ち星はついていませんが、そこに対してみんなで執着して戦うところはある、と感じています。選手には伝えましたが、これまでのJリーグの結果や相手が対戦しているのを見て、何かを判断することはありません。鹿島と全力で戦いにいきます。彼らもそういったメンタリティを持っている、と思っています」

 浦和がここで勝てば、一つ自信を掴める。だからこそ、相手にその流れを渡すわけにはいかない。

「(再開後の鹿島について)2試合を見てどうこうというのは、重要ではないと思います。主体的にやりたい。とにかくこれまでやってきたことを、表現したいです」

 指揮官は言葉を選ぶように、そのように鹿島戦への意気込みを短い言葉に込めた。

「継続して選手はいい準備ができています。トレーニングの強度や中身が、全てとは言えませんが、ゲームに反映されていると思っています。試合で使いたいと思う選手が多く、嬉しい悩みを抱えています」

 大槻監督はそのように語り、まず目の前の“打倒・鹿島”に集中していた。

 またクラブによると、一部チケットは追加販売される予定だ。前売りによる販売方法は、クラブ公式サイトなどでアナウンスされる。

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[取材・文:塚越始]

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