【浦和】大槻毅監督が新応援スタイルに感謝「タイミングのいい拍手一つで、選手が生き返った」
浦和の大槻毅監督(2019年11月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「浦和レッズが乗って行く時、『頑張らなきゃいけない』という雰囲気を作ってくれました。本当にありがたかった」
[J1 4節] 浦和 1-0 鹿島 /2020年7月12日19:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ4節、浦和レッズが鹿島アントラーズに1-0の勝利を収め、3勝1分と開幕から無敗をキープした。
浦和の大槻毅監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「お客さんが入った最初の試合、ホームで、鹿島に勝つ。内容はいろいろ言われることが多々あると思いますが、結果として出せたことが、今日のゲームの収穫だと思います。また1週間空きますので、また、みんなでしっかりと準備して、次の試合に向かいたいと思います」と振り返った。
この試合から観客の一部動員が認められた。政府方針に基づき5000人が制限(『ステップ3』:大規模イベントでは、会場の収容人数の半分あるいは5000人以下の少ないほう)のなか、今回3094人が来場した。
チャンスでは大きな拍手が送られ、選手たちの背中を押した。指揮官はその“無言の声援”が大きな励みになったと語った。
「一つのいいプレーが出る、もっと頑張れというところで拍手が沸く。スタジアムの雰囲気は今までと違いますけれど、タイミングのいい拍手一つで、選手が生き返り、浦和レッズが乗って行く時、出ていく時に『頑張らなきゃいけない』という雰囲気を作ってくれました。本当にありがたい。ありがとうございました」
大槻監督はこの危機をともに乗り越えて一歩を踏み出したサポーターとファンに、そのように感謝した。
また、連戦の中で初先発のエヴェルトンがゴールを奪取。総力戦で臨みながら、結果を残している。ただフィニッシュに行く形は限定的で、内容的にはまだ課題も多い。
「ハーフタイムに少し話をしましたが、その場所にいなかったり、判断のところで隣の選手と共有できなかった部分があり、そこが上手くいかなかった原因かなと思っています。後半、少し運動量が落ちてきて、途中で入った選手が盛り返してくれましたが、立ち位置の取り方など、また作っていきたいです。3試合目で体力的な面でも削られることが大きく、もう少し自分たちでそこをコントロールできるようになりたいと思います」
大槻監督はそのように語り、今回1週間のインターバルを生かし、上積みを図っていきたい考えを示した。
浦和は次節7月18日(19:00開始)、アウェーの味の素スタジアムでFC東京と対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]