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久保建英のビジャレアル移籍も連環、ダビド・シルバはレアル・ソシエダ加入決定

2019年に来日した際のダビド・シルバ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「冒険」ではなく「ホーム」を選択。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティとの契約満了を迎えた元スペイン代表MFダビド・シルバが8月17日、スペイン1部リーグのレアル・ソシエダに加入することが両クラブから発表された。レアル・ソシエダは2年契約を結んだと公表している。SSラツィオか、メジャーリーグサッカーのインテル・マイアミか、あるいは中東か――。様々な噂が浮上していたなか、希代のミッドフィルダーは母国での戦いを“電撃発表”した。

 レアル・ソシエダは、レアル・マドリードから2シーズンの期限付き移籍を予定していたマルティン・ウーデゴールが、1年で戻ることが確定。そのため、新たなトップ下を探していた。

 ウーデゴールがマドリードに戻る場合、レアル・ソシエガは久保建英を新戦力候補の一人としてリストアップしていると言われてきた。が、久保はビジャレアルCFでの戦いを選択。2019-20シーズンに公式戦36試合・7得点・9アシスト(リーグ戦31試合・4得点・6アシスト)を記録したウーデゴールの穴を埋められる即戦力は決して多くなかったが、フリーエージェントになったシティのキャプテンを引き抜くことに成功した。

 一時はヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌、FC東京もダビド・シルバの獲得に名乗りを上げていると言われてきた。しかし中東勢が獲得合戦に加わり条件が高騰。そうしたなか新型コロナウイルスのパンデミックにより、サッカー界の状況も一変してしまう。そしてマンチェスター・シティで一時代を築いた英雄は、中東などの「冒険」ではなく、「ホーム」であるスペインの戦いを選択した。

 ダビド・シルバは自身のSNS(@21LVA)を通じて、「愛しい子供のマテオが生まれ、大雨の中を快適に過ごすことができました。シティはファンタスティックな家族。私の一番苦しい時期を支えてくれた、みんなのことを忘れません」と語っている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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