リバプール南野拓実がザルツブルク凱旋。「あとはレベルに適応するだけ」と元指揮官が背中を押す
南野拓実(日本代表)。写真:徳原隆元/(C)Takashi UEGISHI
練習試合で後半45分間プレー。
前線から強烈なプレッシングをかけてボールを奪いゴールを目指す。イングランド・プレミアリーグのリバプールFCとRBザルツブルクなどのレッドブルグループはラルフ・ラングニック門下にあり、そのスタイルから共通点も多い。RBザルツブルクを率いるアメリカ人ジェシー・マーシュ監督はこのほど米メディア『ゴール』のインタビューで、南野拓実を例に挙げて、それぞれのチームで選手の有用性も共通すると語った。
マーシュ監督は次のように話す。
「以前、ライプツィヒとザルツブルクの中で、どの選手がすぐにリバプールに加入できるかという質問を受けたことがあります。私の頭の中では、リバプールに完璧にフィットしそうな選手をそれぞれのチームから5人ずつ選べます。それはタキ(南野の愛称)についても同じことが言えます。彼はリバプールでプレーするために必要な全ての能力を備え、あとはレベルに適応することだけが重要です」
また、リバプールがザルツブルクから選手を獲得することで、欧州全体におけるザルツブルク評価も上がった。クロップ監督との“結束”も一段と強まった。
「リバプールというクラブとユルゲン・クロップのような監督が、私たちを高く評価してくれていることを、大きな賛辞として受け止めています。元ザルツブルクのプレーヤーがリバプールにいて、私たちのゴールキーパーコーチはクロップ監督の下で働いていたこともあります。我々はクロップ監督との間に強い繋がりがあります」
ビッグクラブのリバプールがザルツブルクを評価していることは、非常に大きな意味を持つと感じている。
リバプールは現在オーストリアで合宿中。ザルツブルクと25日にプレシーズンマッチを行い、2-2で引き分けている。南野は後半開始からフィルミーノと代わって出場、45分間プレーしている。
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[文:サカノワ編集グループ]