レアルのジダン監督が久保建英に倍増「10アシスト」を期待!
ジネディーヌ・ジダン監督(左)、久保建英(右)。(C)Audi CUP :(C)SAKANOWA
マジョルカとは大きく異なるビジャレアルのミッション達成のためにも。
スペイン1部リーグ レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が、ビジャレアルCFに期限付き移籍した久保建英に昨季マジョルカで記録した「5アシスト」の倍となる「10アシスト」を期待しているという。確かに久保の能力とビジャレアルの充実した戦力を考えると、二桁アシストは一つの目安になってきそうだ。
スペインメディア『デフェンサ・セントラル』は8月24日、「久保建英は昨季マジョルカで5アシストを記録。ジダンはビジャレアルでこの数字を倍にすることを期待している」と、久保にとってスペインの“大親”にあたる指揮官の願望を伝えている。
久保の新シーズンの去就に関しては、さまざまな噂が流れたなか、誰も予想していなかったビジャレアルとローン契約を締結。記事では「マジョルカでの素晴らしい経験によって、レアル・マドリードは日本人選手が成長を続けるために引き続きレンタル移籍の道を選択した」とレポートする。ただし――今回はまったく異なるミッションを持ったチームである、と強調する。
昨季のマジョルカは1部リーグ残留が事実上の目標で、18歳から19歳になった日本代表レフティはシーズン終盤に不動のレギュラーの地位を確保した。が、チームは20チーム中19位で結局2部に降格してしまった。新型コロナウイルスの影響を受けたシーズン再開後、選手層の薄いマジョルカにとって「交代5人枠」は、とりわけ上位陣との対戦が続いたため大きなハンデとなった。
しかしビジャレアルはスペインの名門の一つ。昨季5位に入り、今季のヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得している。イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCを指揮したウナイ・エメリ監督を招へいし、バレンシアCFの中盤を支えてきたフランシス・コクランとダニエル・パレホの補強にも成功した。その環境下で切磋琢磨される久保に、ジダン監督は「10アシスト」を期待しているということだ。
久保は2021年にはレアル・マドリードへの復帰が予定されていると言われる。とはいえ「彼が今季このチームで力を証明することに懸かっている」と改めて奮起を促し、その背中を後押ししている。
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[文:サカノワ編集グループ]