Jリーグに衝撃!新潟FWファビオが酒気帯び運転、道交法違反で書類送検。同乗のペドロ・マンジーも
アルビレックス新潟のサポーター。(C)SAKANOWA
両選手とも当面チーム活動への参加禁止、19日の臨時取締役会で処分決定。
J2リーグのアルビレックス新潟は10月15日、FWファビオ(23歳)が酒気帯び運転で道路交通法違反による任意捜査を受け、19日に書類送検されることが決まったと発表した。同乗していたFWペドロ・マンジー(32歳)も同じく書類送検の対象となった。クラブは「今回の件につきまして、ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、後援会員の皆様、ホームタウンの関係者の皆様に、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
クラブの発表によると、2020年9月17日午前1時から2時頃、新潟県新潟市内で、ファビオが酒気帯び運転の取り締まりを受けた。事故の発生や逮捕の事実はない。その後、警察は任意捜査を進め、クラブも同捜査に全面的に協力してきた。取り締まりを受ける前に同乗していたペドロ・マンジーも任意捜査の対象となった。
捜査期間中は警察の指導に従い、Jリーグや関係各所への報告と情報共有を行い、両選手に対する指導監督も行ってきた。公表および処分については、警察の指示を仰いで任意捜査が終了し、確定的な判断が出るのを待ってから行うことしてきた。
捜査対象が複数あり、かつ外国籍選手であることもあり、通常よりも時間を要したが、10月15日、警察の任意捜査がすべて終了。19日にファビオとペドロ・マンジーが書類送検されることとなった。
クラブとしては、警察が両選手の行為が犯罪に当たると判断し、書類送検の見込みとなった事実を重く受け止め公表に踏み切った。当面の間、両選手のチーム活動への参加を禁止した。
また10月19日の臨時取締役会で、両選手に対する処分を決定する。
是永大輔社長は次のようにコメントしている。
「このたびは所属選手の不祥事により、Jリーグに関わる方々、ファン、サポーターの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。飲酒・酒気帯び運転は極めて危険な行為であると認識しており、決して許されるものではありません。社会の規範であるべきプロサッカー選手であるということ、また、再発防止という意味を込めて厳正な処分を臨時取締役会にて諮ります。今後は選手、スタッフへの教育を再徹底していく所存です」
ファビオは背番号「9」をつけて、これまでリーグ19試合に出場しチーム2位の5得点を決めていた。また、ペドロ・マンジーは8試合・0得点だった。
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[文:サカノワ編集グループ]