リバプールのクロップ監督、南野拓実の現状に言及「間違いなく今後チャンスは訪れる」
リバプールのユルゲン・クロップ監督。 ※リバプールTVの公式記者会見の動画より
直近4試合、出場時間はわずか1分。「今は困難に直面している」
[CL GS4節]リバプール – アタランタ/2020年11月25日(日本時間26日5:00開始)/アンフィールド
イングランド・プレミアリーグ、リバプールFCのユルゲン・クロップ監督が11月24日、翌日のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)、アタランタBC戦に向けた公式記者会見で、ここ最近プレー時間が限られている日本代表FW南野拓実について言及した。
南野は9月25日のカラバオカップ3回戦のリンカーン・シティFC戦では3得点(2得点・1アシスト)に絡む活躍を見せて、シーズン序盤には好調を維持していた。しかし10月28日のCLグループステージ(GS)2節のFCミッティラン戦(〇2-0)で先発出場して以降は出場機会が激減。さらに今季リバプールに加入したポルトガル代表FWディオゴ・ジョタが公式戦12試合(679分)で8ゴールを決めるなど絶好調で、その影響もあり、南野は直近公式戦4試合で出場時間わずか1分しか得られずにいる。
最近プレー時間が限られる25歳の日本代表FWについて、クロップ監督は決して調子が悪いわけではないと南野のコンディションについて触れ、「今後間違いなくチャンスは訪れる」と語った。
「タキ(南野の愛称)はトレーニングでも調子が良く、月曜日のトレーニングではまさにそれを示してくれました。攻撃陣のメンバーは他のポジションと違って、今人数が揃っています。このチームに割って入るのは簡単ではありません。今はチャレンジの時です。タキは人としても選手としても素晴らしい。だからこそ今は困難に直面していると言えます。今後間違いなくチャンスは訪れるでしょう」
南野の取り組む姿勢は見ている。チームにフィットしてきているのも間違いない。この厳しい時期を乗り越えて、南野に必ずや出番が訪れると明言した。
南野は今シーズン公式戦10試合(357分)に出場し、3得点・1アシストを記録している。クロップ監督が与えたチャンスで今度こそ、目に見える結果を残したい。
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[文:サカノワ編集グループ]