「シャビと会えた?」イニエスタが答える。ACL広州恒大戦で大活躍、MOMに選出
ACL広州恒大戦で1得点・1アシストと活躍したアンドレス・イニエスタ。写真:ヴィッセル神戸/(C)VISSEL KOBE
現在監督としてカタールリーグ首位チームを率いる元チームメイト。2022年W杯への助言も求められる。
[ACL GS3節] 広州恒大1-3神戸/2020年11月25日/ハリーファ国際スタジアム
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)3節、ヴィッセル神戸が中国の広州恒大に3-1の勝利を収め、グループステージ突破を決めた。神戸のキャプテンを務める元スペイン代表MFアドレス・イニエスタは1得点・1アシストなど全ゴールに絡む圧巻のパフォーマンスを披露し、異例の集中開催となったカタールの地での初戦、強烈なインパクトを放った。
イニエスタはこの試合の主催者発表のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、試合後の記者会見に登場した。スペインの魔術師は「この重要な一戦、勝点3を獲得するのに値する質を見せられて喜んでいます。行けるところまで、できる限り勝ち進みたい」と喜んだ。
また、この記者会見の中で、現在カタールリーグ首位のアル・サッドを率いる元FCバルセロナ、元スペイン代表のチームメイトであるシャビと、ドーハに来てからコンタクトを取れたか? という地元メディアからの質問があった。
イニエスタは次のように答えている。
「シャビは仲の良い友人で、ここに来る以前からよく話をしていました。しかし残念ながら、世界的なこうした情勢のため、今近くにはいますが直接会うことはできません(※感染症対策のため、基本的にホテルでは外部との接触ができないようになっている)。監督としては非常に成績がよく(現在カタールリーグ1位)将来的にも希望があることを示していると思います。活躍を楽しみにしています」
さらに「2022年のワールドカップ開催に向けたアドバイス」を求められたイニエスタは、「非常に素晴らしいスタジアムで、施設も整っています。間違いなく成功を収められると思います。残念ながら私は選手としては参加できませんが、ワールドカップ成功を心から願っています」と太鼓判を押していた。
ジョホール・ダルル・タクジムFCが抜けたためACLのグループGは、3チーム総当たりに。2連勝の神戸は勝点6に伸ばし、広州恒大、水原三星ブルーウイングスは勝点1で並ぶ。残り2試合だが、広州恒大と水原三星が星を潰し合うため、神戸の2位以内での勝ち抜けが決定した。
次戦は日本時間11月28日19時から再び広州恒大と対戦し、勝てば1位突破も確定する。東地区の他グループと比較して、1試合少なく試合間隔も空くため、Jリーグでは苦戦してきた神戸だが、カタールに来て追い風が吹きつつある。
その流れをもたらしたのは、紛れもなく“INIESTA”だった。
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[文:サカノワ編集グループ]