【鹿島4-0浦和】上田綺世が頭と右足で完璧2ゴール「相手の目線、常に意識している」
鹿島の上田綺世。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
エヴェラウド、レオ・シルバも決める。浦和は不発で2連敗。
[J1 30節] 鹿島 4-0 浦和/2020年11月29日/カシマサッカースタジアム
J1リーグ30節、鹿島アントラーズが上田綺世の2ゴール、エヴェラウドとレオ・シルバの一発で、浦和レッズに4-0の勝利を収めた。鹿島は2試合ぶりの勝利、一方、浦和は2連敗。
立ち上がりは主導権を探り合うなか、次第にホームチームが攻勢に立つ。すると11分、左サイドのエヴェラウドのクロスに、上田が槙野智章の前へ入り競り勝ち、ヘッドで叩き込み先制。50分、再び上田が対峙する槙野が詰め切る前に右足を振り切り、強烈なショットを突き刺す。
さらにホームチームは、64分にエヴェラウド、81分にレオ・シルバが追加点を奪う。
浦和は武藤雄樹、杉本健勇、宇賀神友弥、エヴェルトン、伊藤涼太郎を投入して反撃を試みたが……。しかし1点も返せず、リーグ戦連敗を喫した。
上田は試合後のヒーローインタビューで、次のように語った。
「(1点目は)エヴェのカットインのタイミングからいい駆け引きで点で合わせられました。相手の目線を常に意識し、ディフェンスラインの配置を見ていて、目を離した瞬間に決められたゴールでした。(2点目は)ディフェンスラインが下がっている感覚があったので、ミドルシュートを狙っていけると考えていました。それがたまたま上手くいったシーンでした。(上田が決めると負けない)個人的に僕が何点取るとかどうでもよくて、チームが勝つための点を取るのがFWの仕事で、ある程度の試合数をまっとうできているのは嬉しいです。ようやくチャンスを掴めてきているので、引き出しを増やしながら、このチャンスを逃さないように一瞬一瞬勝っていきたいです」
両チームのメンバーは次の通り。
▽鹿島アントラーズ
▼先発
GK
31 沖 悠哉
DF
37 小泉 慶
(83分 22 広瀬 陸斗)
39 犬飼 智也
28 町田 浩樹
16 山本 脩斗
MF
4 レオ・シルバ
20 三竿 健斗
7 ファン・アラーノ
(83分 6 永木 亮太)
8 土居 聖真
(83分 27 松村 優太)
FW
9 エヴェラウド
(83分 15 伊藤 翔)
36 上田 綺世
(72分 25 遠藤 康)
▼控え
GK
1 クォン・スンテ
DF
MF
26 荒木 遼太郎
▼監督
ザーゴ
▽浦和レッズ
▼先発
GK
1 西川 周作
DF
27 橋岡 大樹
20 トーマス・デン
5 槙野 智章
6 山中 亮輔
MF
24 汰木 康也
(57分 9 武藤 雄樹)
16 青木 拓矢
(66分 13 伊藤 涼太郎)
7 長澤 和輝
(57分 8 エヴェルトン)
11 マルティノス
(78分 3 宇賀神 友弥)
FW
30 興梠 慎三
(78分 14 杉本 健勇)
45 レオナルド
▼控え
GK
36 鈴木 彩艶
DF
31 岩波 拓也
▼監督
大槻 毅
注目記事:本田圭佑がボタフォゴを「去ることを考え始める」発言の真意。「奴隷ではない」
[文:サカノワ編集グループ]