マルカ紙が称賛。ヘタフェ久保建英とアレニャに「これ以上のデビューはない」。背番号5のタケ、2ゴール演出!!
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
相手に退場者が出たあと、右MFで出場。マタとラインを形成。
[スペイン1部] エルチェ 1-3 ヘタフェ/2020年1月11日(12日3:00)/ エスタディオ・マヌエル・マルティネス・バレーロ
スペイン1部リーグ、ヘタフェCFがエルチェCFに3-1の逆転勝利を収めて13位に浮上した。レアル・マドリードからヘタフェCFに期限付き移籍した日本代表MF久保建英がさっそくメンバー入りし、64分に途中出場すると、シュートを放って、そのこぼれ球をハイメ・マタが決めて逆転弾、さらに86分にもマタを狙ったクロスからアンヘルが倒されてPKを獲得し3点目に貢献。久保がさっそく2ゴールに絡む活躍で、新天地デビューを果たした。
試合は4分、ホームチームのラウール・グティに先制点を決められる苦しい展開に。それでも39分、マルク・ククレジャのゴールで、ヘタフェが同点に追い付く。
そして後半に入ると、52分にエルチェのイバン・マルコーネがこの日2枚目のイエローカードで退場に。これでさらに畳みかけるため、攻撃のスイッチを入れたいヘタフェのホセ・ボルダラス監督は、64分、久保を投入する。
この采配が見事に的中する。
右MFに入った久保がボールを確実に収めてタメを作り、69分、カットインからのシュートのこぼれ球をマタが決めて同点に。そして86分、クロスからPKを獲得し、2ゴールを演出した。
スペイン紙『マルカ』は、この日先発したFCバルセロナからレンタル移籍したカルレス・アレニャと久保について、「これ以上ないデビューを果たしたと言えるだろう」と称賛。久保について、ビジャレアルCFでの複雑な状況を経てマドリッドに到着してメンバー入りを果たすと、最初のプレーでマタが押し込むだけで決められる状況を作り出し、ボルダラス監督の要求に応えてみせたと評価している。
プレーで一つ結果を残せたことは、久保にとっても自信になるはずだ。
ヘタフェはスペイン1部、5勝5分7敗(15得点・18失点)で16位から13位に浮上。1月20日(日本時間21日3:00)には、岡崎慎司の所属するSDウエスカとホームで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]