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【浦和】槙野智章とアル・アハリが「交渉開始」。サウジアラビア有力紙が報じる

サウジアラビアメディアが「アル・アハリが槙野と交渉開始」と報じる。※サウジアラビアの『アル・ワタン』より

ACLの常連、セルビア人監督からのゴーサインでフロントが獲得に向けて動く。

 リカルド・ロドリゲス新監督の就任したJ1リーグの浦和レッズは、橋岡大樹に続いて、槙野智章までも流出するのか――。

 サウジアラビアの有力メディア『アル・ワタン』は1月30日(日本時間31日)、同国1部リーグのアル・アハリ・ジッダが浦和のDF槙野智章との交渉を開始したと報じた。

 記事によると、アル・アハリのフロントはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で活躍している選手の動向をくまなくチェックしてきたと言う。そのなかでリストアップしていた一人が「アジアで最も著名なディフェンダーの一人」の槙野だった。そしてチームを率いるセルビア人のヴラダン・ミロイェヴィッチ監督が獲得に向けてゴーサインを出したことで、交渉がスタートした。

 槙野については守備力はもちろん、得点力に秀でている点、闘争心の高さにも注目している。また、チームの台所事情としても、ディフェンダーの補強が必要になっていたそうだ。

 アル・アハリは現在サウジアラビア1部リーグ、9勝3分4敗の勝点30で暫定3位につけている。首位のアル・シャバブとは2ポイント差。1試合消化の少ない2位アル・ヒラルが同勝点。十分、優勝は射程圏内だ。

 また今季ACLへの出場も決まっていて、グループステージ(GS)(西地区)ではA組に入る。昨季柏レイソルでMVP(最優秀選手賞)を獲得したFWオルンガが所属するカタールのアル・デュハイルと同組だ。GSは4月にセントラル開催で予定されている。

 槙野は昨年12月末、浦和との契約を更新したことを自らのSNSで報告していた。先日には、リカルド・ロドリゲス監督のもとでのプレーにも意欲を燃やしていたが――。ただ、中東からの高額オファーとなれば、もしも契約が実現した場合、浦和にも多額の移籍金(違約金)が入ることになる。

 浦和では、2016年のルヴァンカップ、2017年のACL、そして2018年の天皇杯とタイトルをもたらしてきた。一方、日本代表としても2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)出場を果たした。

 33歳になるディフェンダーは、どのような決断を下すのか。自身は1月31日にSNSで、この件についてかは定かではないものの、「明日(2月1日)20時に」と綴っている(結局、自身のユーチューブチャンネル開設の発表だった)。そのコメント欄にはさっそく、サウジアラビアから数多くの歓迎のメッセージが届いている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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