【浦和】J1リーグ開幕、リカルド監督が語ったFC東京対策「非常に良い、出来上がっているチーム」
浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「サポーターの皆様にはスペクタクルを届け、歓喜の勝利で飾りたい」
[J1 1節] 浦和 – FC東京/2021年2月27日14:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が2月26日、翌日に行われる2021シーズン開幕戦となるFC東京との対決に向けてオンラインで記者会見を行った。久々に1節で迎える埼スタ開催は、感染症対策のため上限5000人収容と来場者が限定される。
そのなかで今季就任したスペイン人のリカルド監督は、昨季2位だったFC東京を十分警戒する一方、「皆さんの期待に応えたい。新たな進化したスタイルと闘う姿をお見せします」と誓った。
年越し開催となった昨季のルヴァンカップを制し、4年目に突入した長谷川健太のもとリーグ制覇を狙うFC東京について、リカルド監督は次のように印象と対策を語った。
「非常に良い、出来上がっているチームという印象があります。一人の監督のもとで戦い続けることによって、そのように成熟してきたと思います。また、外国籍選手は個人の能力で打開する力を持っています。昨年はACLにも臨んで、とてもいいシーズンだったと思います」
一つのポイントとして、強烈なプレッシングをかいくぐり、いかにゴールへの道筋を見出せるかが挙げられる。そのためにも指揮官は、「とても難しい試合です。しっかり策を練って挑まなければ勝点3にはつながりません。危険な場面を作られることもあるでしょう。しっかりそれに対応していきたいと思います」と意欲を示した。
「チームからいい感触を得ています。もちろん戦術が完全に浸透するまでには少しの時間が掛かるとは思います。1試合で完璧に行くとは思いませんが、選手たちがしっかり理解して実行しようとする姿があります。サポーターの皆様にはスペクタクルを届け、歓喜の勝利で飾りたい。私自身もワクワクしながら、開幕を心待ちにしています」
リカルド・ロドリゲス監督にとっては、初のJ1リーグの公式戦となる。そこで、まず浦和のサポーターに生まれ変わった姿を披露したいと意欲を示した。
「徐々に戦い方は浸透していくはずです。ただ、まずこの開幕で、皆さんの期待に応えたい。サポーターの皆さんに、この新たな進化したスタイル、闘う姿を見せたい。シーズンを通して、やろうとしていることが形になっていくところも示していきます。まず自信を持ち、このプロセスの第一歩を踏み出したいです」
浦和対FC東京戦は2月27日に埼スタで行われる。14時キックオフ。
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[取材・文:塚越始]