シュツットガルト遠藤航が2ゴール!個人で湘南のクラブパートナーにつく「J1で闘い続け、勇気と感動を」
シュツットガルトの遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
いずれもコーナーキックから、シャルケを粉砕。
[ブンデス1部 23節] シュツットガルト 5-1 シャルケ/2021年2月27日/メルセデス・ベンツ・アレーナ
ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトの日本代表MF遠藤航がシャルケ04戦、自身同1部初を含む2ゴールを決めて勝利に大きく貢献した。
いずれもコーナーキックから決めたもの。まず開始10分、右からのキックがファーサイドに抜けてきたところをボレーで合わせると、GKの股間を抜いてゴールネットを揺らした。さらに26分、今度は逆サイドから、同じくファーサイドに流れてきたボールを今度は冷静に合わせて、貴重な2点目をもたらした。
チームはさらに3ゴールを追加。最下位に沈むシャルケに、5-1の大勝を収めてみせた。シュツットガルトは8勝8分7敗の9位。ちなみに23節で勝点32に到達したが、ここから降格したチームは過去にないということだ。
また、遠藤はこのほど古巣である湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーになり、クラブを支援することが決まった。2021シーズンの公式戦で選手・スタッフが着用する公式戦トレーニングウエアの胸に「遠藤航」の名前の入ったロゴが掲出される。
2008年に湘南ユースに加入したアカデミー出身選手である遠藤は、2010年の高校3年時にトップチームに登録されJ1デビュー。2015年まで在籍した湘南でJリーグ通算158試合に出場した。その後、浦和レッズを経て、シュツットガルト(途中シント=トロイデンVVへの期限付き移籍も)に加入した。
湘南は「クラブ一同、今回の温かいご支援に感謝し、お知らせいたします」と感謝。遠藤は次のようにコメントしている。
「依然として続くコロナ禍で、クラウドファンディングを実施していた経緯もあり、クラブが大変な状況にあることは知っていました。僕が育ったクラブに恩返しができればと思い、今回このような形で支援させていただくことになりました。湘南ベルマーレがJ1で闘い続けることが、応援してくださる皆さまに勇気と感動を与えてくれると信じています。僕も湘南育ちとして、VfBシュトゥットガルト、そして日本代表でも活躍していいニュースが届けられるように頑張ります! 湘南ベルマーレを一緒に応援しましょう!」
注目記事:【湘南0-1鳥栖】VARから林大地がPK決勝弾。浮嶋監督が悔やんだのは――
[文:サカノワ編集グループ]