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【湘南0-1鳥栖】VARから林大地がPK決勝弾。浮嶋監督が悔やんだのは――

VARのチェックのあと、主審によるOFRを経てPKに。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

カットインからファウル…飯野七聖「完全に(足に)かかっていたので、PKだという確信はありました」。

[J1 1節] 湘南 0-1 鳥栖/2021年2月27日/レモンガススタジアム

 J1リーグ開幕戦、サガン鳥栖が林大地のPKによる1点を守り切り、湘南ベルマーレに1-0の勝利を収めた。ホームの湘南は主導権を握っていたものの、特別指定の根本凌(鹿屋体育大)らがGKとの1対1など決定機をモノにできなかった。

 スコアレスで迎えた74分、飯野七聖が右サイドからのカットインでペナルティエリア内に仕掛ける。高橋諒の足に掛かり飯野が倒れたが、プレー続行に。そこから出たボールを林が胸トラップからボレーで合わせる。

 さらにそのあと林と田中聡が激突…。そのこぼれ球に反応した石井快征が狙い澄ましてシュートを放つと、GK谷晃生の顔面に当たる。

 ペナルティエリア内で複数の選手が倒れ、高山啓義主審は田中のファウルで笛を吹く。そこで ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と連絡を取り、飯野の仕掛けが高橋のファウルによりPKになるのではないかと確認。そして高山主審はオン・フィールド・レビュー(OFR)でチェックし、PKの判定を下した。

 これを林が豪快に真ん中央に蹴り込んで、これが決勝点になった。

 このシーンについて、鳥栖の金明輝監督は「そこに関してはPKだと思いましたので、アピールしました」と語った。一方、左サイドから崩されるシーンの目立ったなかでこの失点が生まれた湘南の浮嶋敏監督は、次のように悔やんだ。

「左サイドでFWを含め、プレスバックしてボールを奪い返さなければいけなかったです。ハーフタイムにも話しましたが、サイドチェンジからの鳥栖さんの狙いもあり(横の揺さぶりに対し)、同サイドで奪い返せなかったところは悔やまれます」

 PKを獲得した飯野はそのシーンについて、次のように語った。

「完全に(足に)かかっていたので、PKだという確信はありました。自分が倒れたあと、主審からは湘南側に接触があったかどうか3つほど確認しているという説明はありました。僕自身、VARは初めてで、止まっている時間は、どうしても集中が切れてしまいます。そこで僕たちはGKのイルギュ(朴一圭)を中心に途切らせないように声を掛け合っていましたし、たとえPKの判定でなかったとしても、流れが変わることはなかったと思います」

 そのPKを決めた新エースの林は、「ミョンヒさん(金監督)から『お前が蹴れ』と後押ししてくれて、VARが入ることでPKが増える分、いつでも行ける覚悟はしておけとも言われていました。(ゴール上部に突き刺したが)思い切り蹴ったろと思っていました」と、指揮官の期待にしっかり応えてみせた。

 VARによる中断の時間をいかに短縮するかも課題になりそうだ。

林大地が渾身の一撃!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
決勝PKを突き刺す。鳥栖の林大地が咆哮!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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