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【横浜FM】前田大然、心は冷静に。熱いプレーで勝利を誓う「ゴール前での落ち着きが大事」

前田大然(C)SAKANOWA

樺山諒乃介の開幕スタメン抜擢に「チームメイト全員が刺激を受けたと思う」。

[ルヴァンカップ GS1節] 横浜 – 仙台/2021年3月3日18:00/ニッパツ三ツ沢球技場

 横浜F・マリノスの前田大然が3月1日、リモートによる取材に応じて、J1リーグ開幕の川崎フロンターレ戦(●0-2)を振り返るとともに、3日に行われるルヴァンカップのグループステージ1節のベガルタ仙台戦に向けた抱負を語った。

 後半開始から投入されたものの得点を奪えなかった前田は、「スタートから出られず、チームとしても勝てなかったので悔しい。けれど後半から明らかに自分たちのサッカーができていたと思うので、そこはプラスに捉え、次の試合に向かえればと思います」と、次戦へ気持ちを切り替えていた。

 興國高校から今季加入した樺山諒乃介がリーグ開幕スタメンの座を掴んだ。チームメイトでもあるが、ライバルにもなるアタッカーの抜擢に、前田は「高卒でスタメンを張れるのはすごいですし、僕だけではなくチームメイト全員が刺激を受けていると思います。ここからしっかりみんなで勝てていければと思います」と受け止めていた。

 川崎戦は後半開始からピッチに立ち、オナイウ阿道と縦関係とも言える2トップでもプレー。練習では取り組んでいなかった形だが、一つのオプションになり得そうだ。

「後半は点を取りに行かなければいけなくて、だから、自分たちの形になったところはあったと思います。2トップは僕が一番やりやすい形で、それをできたのは良かったです。でも攻撃陣は(得点)ゼロで終わってしまったところは反省しなければいけません」

「まずは与えられたポジションでプレーすることが大事ですけれど、どこで出ようとゴールを取らないと。しっかり前でやる以上はゴールとアシストという目に見える結果で貢献できたらと思います」

 また前田が投入されたあと、彼がプレッシングを掛けることで、全体の守備もスイッチが入った。

「ゴール前の駆け引きであり、クロスに突っ込んでいくようなプレーが大事になってきます。前から行くのは得意なので、勢いを付けられるようにスイッチを入れていければと思います」

 とはいえ、前田はあくまでも得点に絡むことにまずこだわる。

「結果的にゴールは取れていないので、FW陣、攻撃陣、全員が反省しなければいけない。次チャンスがあれば、そこにこだわっていけなければダメだと思います。チャンスには顔を出せているので、ゴール前で落ち着いてプレーすることが大事だと感じています」

 23歳の弾丸アタッカーは心は冷静に、しかし熱いプレーを見せると誓った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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