【松本】合言葉は「逆襲の4月に」。向かい風に耐え、逆転で今季初勝利!
試合後のオンラインによる取材に応じた鈴木国友。協力:松本山雅FC
オウンゴール、さらに佐藤和弘、鈴木国友が決めた!
[J2 6節] 松本 3-1 秋田/2021年4月4日/サンプロアルウィン
J2リーグ6節、松本山雅FCがブラウブリッツ秋田に先制点を決められたものの、前半のうちにオウンゴールで追い付き、さらに後半に入り、佐藤和弘、鈴木国友のゴールで3-1と逆転し、今季初勝利を掴んだ。秋田は飯尾竜太朗の得点で先制したものの、連勝はならなかった。
柴田峡監督によると、キックオフのコイントスで、松本は風上に立ちたかった。しかし秋田が追い風の陣地を選択。案の定、風下のホームチームは劣勢を強いられて、先制点を決められてしまう。それでも前半のうちに追いついたことで、後半の反撃につなげた。
ただ風上に立った後半だが、今度は意外にも風は弱まった。むしろしっかり自身のスタイルを示すことに重点を置き、佐藤、鈴木のゴールで3-1と突き放して、ホームでの勝利を掴み取った。
今季キャプテンを務める佐藤は「勝つために準備しながらも連敗を喫して、それでもスタッフ・選手が前向きにやってきたことが、この結果につながりました。こうした厳しい状況のなかでも、たくさんのサポーターが後押ししてくれたことが一番大きかったです」と、山雅サポーターに改めて感謝した。
また鈴木は「なかなか上手くいかない期間が続きましたが、監督からは試合前のミーティングでは『逆襲の4月にしよう』と言われて臨みました。みんなで勝点3を取れたことは素直に嬉しいです。(松本初ゴールについて)(外山)凌くんからすごくいいクロスが来て、入りどころはチームとして共有していて、それが上手く出たシーンになりました」と喜んだ。
松本は1勝3分2敗(4得点・6失点)で19位。今季初の複数ゴールが生まれたことで、ここから勢いを付けていけるか。ホームの後押しを受けて、2021シーズンの大きな一歩を踏み出した。
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[文:サカノワ編集グループ]