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ビーレフェルト残留へ一歩前進。奥川雅也は「止まらない痙攣に苦しんでいた」

奥川雅也。※『ビーレフェルト公式サイト』より

試合後にクラマー監督が明かす。

[ブンデスリーガ 29節]アウクスブルク 0-0 ビーレフェルト/2021年4月17日/WWKアレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ29節、アルミニア・ビーレフェルトはFCアウクスブルクとスコアレスで引き分けて、勝点1を分け合った。1部残留を争うライバル相手に勝点3を奪いたかったところだが、アウェーにて最低限の1ポイントを確保。日本代表の堂安律、奥川雅也はともに先発出場。堂安は77分、奥川は88分までプレーした。

 日本人選手コンビがこの日も右サイドを形成。ハードワークを続けながら、分厚く押し上げて、ゴールに迫った。しかし72分に相手選手と接触したあたりから、奥川は足を気にしながらプレーする機会が増える。

 そして80分過ぎ、足をつって交代を求める。そのあともしばらくピッチに立ち続けたが、88分、23歳の元U-21ベルギー代表ネイサン・デ・メディナと代わった。

 ビーレフェルトのフランク・クラマー監督は試合後の記者会見で、奥川の状態について次のように語った。

「奥川は止まらない痙攣に苦しんでいました。ただ、これ以上は悪くならないと思っています。ファビアン・クロスは踏まれましたが、これは時に起こり得ることです。明日一度様子を見て、火曜日にどのように対処するかを考えます」

 足をつる主な原因が脱水症状と言われるが、ドイツでは飲水タイムを設けていない。飲水自体も限られ、プレーに集中する時間も長い。そういった環境にどのように適応していくかも課題となってきそうだ。

 ビーレフェルトは7勝6分16敗(22得点・46失点)の勝点27で暫定15位(16位が入れ替え戦、17位・18位が自動降格)。これから今節の試合が行われる14位の1.FSVマインツ05とは1ポイント差だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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