ファンダイクら復帰後のリバプール、南野拓実も活躍できる!
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
主力CBの離脱によりフィジカル能力が求められてきたが、来シーズンはその心配は不要。
イギリスメディア『リバプールエコー』はこのほど、「南野拓実が新たなリバプールで活躍できるかもしれない理由」と題したレポートを掲載した。今季リバプールFCでは出番が限られサウサンプトンFCに期限付き移籍した日本代表FW南野拓実だが、2021-22シーズンはヒザの怪我で長期離脱をしているオランダ代表CBヴィルジル・ファンダイクとイングランド代表CBジョー・ゴメスの復帰やシステム変更により、チャンスを掴めるのではないかと期待を寄せる。
26歳の日本代表アタッカーはサウサンプトンでは、これまでリーグ6試合・2得点を記録。しかしリバプールでのスタメン出場は2試合だけに留まっていた。
記事では、リバプールのユルゲン・クロップ監督は、ファンダイクやゴメスの離脱によりフィジカルに長けた選手を欠いたため、次第にセットプレーを含め中盤や前線の選手にもフィジカルの強度を求めていったという。それが身長174センチと他の選手よりもサイズで劣る南野にとって逆風になった背景だと分析している。
しかしながら来シーズンになればファンダイクやゴメスはケガから復帰し、守備陣は以前の形に戻り、セットプレーの他選手への負担は少なからず減少する。そのため南野が再びチャンスを掴めるかもしれない、との見方を示した。
また、クロップ監督は現状の4-3-3のフォーメーションから4-2-3-1への基本布陣の変更、あるいは他の新たなシステムの採用も検討していると考察する。4-2-3-1であれば南野が得意とするトップ下でのプレーが可能となり、中央のポジションでより輝きを放てると予想する。
南野はここまでリバプールと合わせるとリーグ15試合に出場し、3ゴールを記録。サウサンプトンでは直近リーグ2試合はベンチ入りしながらも出場機会を得られずにいる。
来季のリバプール復帰と出場機会を増やすためにも、残り7試合のリーグ終盤、あっと驚かせるようなパフォーマンスを見せたいところだ。
サウサンプトンは現地時間4月21日(日本時間22日2:00)、アウェーでトッテナム・ホットスパーズFCと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]