WEリーグのプレシーズンマッチ開始。浦和Lは1504人来場、南萌華「もっとたくさんの方に来てもらえるように」
浦和Lの猶本光(右)とマイナビの宮澤ひなた(左)がマッチアップを展開。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
今日29日、大宮VENTUSが“デビュー”。
日本初の女子プロサッカーリーグWEリーグは、今秋の開幕に向けてプレシーズンマッチがスタートした。4月24日には3試合が行われ、INAC神戸がAC長野パルセイロ・レディースに3-0、三菱重工浦和レッズレディースとマイナビ仙台が1-1、アルビレックス新潟レディースがノジマステラ相模原に6-0の勝利を収めた。
今日4月29日には、ノジマステラ相模原対浦和Lなど3試合が予定されている。新たに発足した大宮アルディージャVENTUSがジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦で“デビュー”を果たす。
実質、今季の初陣。マイナビ戦をドローで終えた昨季プレナスなでしこリーグ覇者の浦和Lの南萌華は、「チームとしての課題も出て、ただ球際のところとか根本的なところで負けてしまうところも多かったので、それはチーム全体として意識を変えていかないといけないと思いました。連係のところで、ちょっとしたミスでピンチになってしまったりしたところもあったので、残りのプレシーズンマッチの中でしっかり合わせていきながらやっていければいいかなと思っています」と振り返った。
また、なでしこジャパン(日本女子代表)にも選ばれる22歳の新ディフェンスリーダーは、「打倒・浦和」のマークを警戒するとともに、その上を行く覚悟を示した。
「優勝チームということで、今日のマイナビ仙台のように何とかレッズに勝とうという気持ちで戦ってくると思います。ただ去年は去年。メンバーはあまり変わっていないですけど、再スタートとして、できればいいと思っています。相手の一歩上を行けるようにもっと仕上げていけたらと思っています」
また、この日は1504人が来場した。浦和駒場スタジアムをホームとするだけに、地元の浦和Lへの期待の大きさが伺えた。
「本当に多くの人が足を運んでくれて、これからはプロのリーグとしてもっとたくさんの方に来てもらったり、楽しんでもらうサッカーをしなければいけないという責任はあると思います。チームとしても個人としても面白い試合ができるように意識高く取り組んでいきたいと思っています」
WEリーグ開幕へ、その準備も本格化してきた。
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[文:サカノワ編集グループ]