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【鹿島】相馬監督が上田綺世について「一仕事できる選手」。名古屋戦へ「チャレンジャー。持っているものをぶつける」

鹿島の上田綺世。(C)KASHIMA ANTLERS

3-0快勝のFC東京戦から中2日、陣容は?

[J1 21節] 名古屋 – 鹿島/2021年5月12日19:00/豊田スタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの相馬直樹監督が5月11日、オンラインによる記者会見に応じて、翌日の名古屋グランパス戦に向けて抱負を語った。

 最近はリーグ2試合連続で3-0の勝利を収めていて好調だ。一方、これまでリーグとルヴァンカップの連戦ではターンオーバーを採用してきた。今回はリーグ戦が続く。しかも2位名古屋とのアウェーゲームであり、さらに週末にはホームに戻って好調な横浜F・マリノスを迎える。

 指揮官は選手選考について、次のように語った。

「中2日なので相手のほうが1日(インターバルが)長く、アウェーに乗り込み、ナイトゲームということもあります。一番はこのゲームで自分たちが持っているものを出し切れるように、相手の状況を踏まえそれを上回れるベストを探りたいと考えています」

 3月のホームゲームでの対戦は犬飼智也が勝負どころの82分に退場処分を受けて0-1で敗れている。その堅守をいかに突破するかがポイントにもなる。

「ストロングとして守備の固さ、早い攻撃を持っているチームです。その意味では、この間のFC東京と似たようなストロングを持っていると感じています。ただ同じような展開になるとは決して限らず、今の順位、調子を考えたなか、我々がどう立ち向かっていくか。この前(FC東京戦)と同じ形にはなかなか簡単にはならないと思っています。一方、自分たちのいいところが出たのはどういうことか。自信を持ってアグレッシブにプレーするのを大前提に。先制点は大きなウェイトを占め、もしも取れなかったとしても、パワーも生かし追い付ける部分はポジティブに考えています。こだわりすぎず、まず自分たちはチャレンジャーであり、持っているものをぶつけていきたいです」

 また先日のFC東京戦(〇3-0)では、FW上田綺世が予定よりも早く右腕の骨折から戦列復帰を遂げ、さっそく途中出場からゴールを決めた。その22歳のストライカーのコンディションについて、相馬監督は次のように語った。

「(コンディション的には)まったく何もない状態ではありませんが、ただ、一仕事できる選手、だと感じています。それにより相手の出方も変わってきます。そのへんのところを含め、我々にとっていい状況を作り出せるようにしたいと思います」

 上位進出には勝点3が欲しい一戦。上田の起用法も一つ試合を左右するポイントとなってきそうだ。

練習を見守る鹿島の相馬直樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

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[文:サカノワ編集グループ]

 

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