【浦和】ユンカーが「チームゴール」と頷いた田中達也弾。2得点とともに光った大胆サイドチェンジ
ガンバ大阪戦のあとオンラインによる取材に応じた浦和のキャスパー・ユンカー。協力:ガンバ大阪
公式戦3試合連続4得点、いずれも先制点を決める。
J1リーグ浦和レッズのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが5月16日のガンバ大阪戦、来日後自身初の1試合2ゴールの“ドッペルパック”を達成し、アウェーでの3-0の勝利に大きく貢献した。公式戦では3試合連続4点目、リーグ戦では2試合・3ゴールに。
来日後Jヴィレッジでの「Jリーグバブル」の14日間の待期期間を経てチーム合流後、さっそくルヴァンカップの柏レイソル戦で起用されると、いきなりゴールを奪取。「結果」を残したことでリカルド・ロドリゲス監督の評価を高めると、さらにリーグ戦でも2連発で連勝に貢献した。
ユンカーは「アウェーゲームで最初に得点することはとても大事なこと。いい時間帯に取れました。ストライカーはペナルティエリア(ボックス)内で仕事をすることが求められますが、今日はそれができたと思います」と、3試合続けていずれも先制点を奪えたことを喜んだ。
加えてチーム2点目では、5レーンの右から左への大外に振るサイドチェンジから、田中達也のゴールをお膳立てした。2ゴールとともに、とても印象に残るシーンとなった。
「スローインを受ける前に、逆サイドをチェックしていました。アキ(明本考浩)か武藤がボールを受けられる状況ができていると分かっていました。ボールが来れば、サイドチェンジすることを考えていました。それを察知していたので、(左サイドを)見なくてもできました。いいボールを蹴ることにだけ集中していました。結果的に非常にいい“チームゴール”になりました」
ハットトリック達成も期待されたが、56分で杉本健勇と交代に。ここからさらに連戦が続き、20日にはプレーオフステージ進出を懸けたルヴァンカップ・グループステージ最終節の横浜FC戦、週末にはホームでのリーグ15節ヴィッセル神戸戦が控える。
ユンカーは「今日もみんなでベストを尽くしました。少し苦しんだ時間もありましたが、全員で闘えました。特に後半はお互いのため、チームのため、全員が闘っている姿を見せられたと思います。一体感がありとても良かったと思います」と、チームで奪ったゴール、そしてチームで奪った勝利を喜んでいた。
浦和の背番号「7」がさらにコンディションを高め、戦術にもフィットしてくれば、果たしてどのような相乗効果が生まれてくるのか。期待の膨らむ“2ゴール+サイドチェンジ”となった。
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[文:サカノワ編集グループ]