【日本代表】「今、日本にいる」パルチザン退団騒動の浅野拓磨、一時トルコ入りも噂されたが…『無所属』で登録
浅野拓磨。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
5/28ミャンマー戦と6月シリーズに向けてトレーニング中。反町技術委員長が招集の背景を説明、「ある意味、活躍してもらいたい一人」。
日本サッカー協会(JFA)は5月20日、28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦、そして6月シリーズ(W杯2次予選2試合&キリンチャレンジカップ2試合)に臨む日本代表メンバーを発表した。そのなかで、度重なる給与未払いを理由にセルビア1部パルチザン・ベオグラードを退団すると表明していたFW浅野拓磨が、いずれのメンバーにもエントリーされた。
イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCからパルチザンに完全移籍して2年目の2020-21シーズン、リーグ2位、そしてチームと外国籍選手としては最多となるセルビア1部リーグ18ゴールを記録。大活躍を果たしたが公式戦3試合を残してチームを去った。そのジャガーの異名を持つ高速アタッカーの「所属先」の欄は、なし――。無所属で選出された。
事実上フリーの立場となる選手の選考について、反町康治技術委員長は「彼は今日本にいます。この代表活動に備えて、しっかり準備しています」と報告し、次のように説明した。
「もちろん報道にあるようなことは把握していますが、クラブマターでの話なので、我々としては日本代表に欠かせない選手という視点で選ばせてもらっている、と理解していただければと思います。集合した時にどういう形になっているのかは(新クラブと契約を結んでいるかどうかなど)、私には分かりませんし、そこに関しコメントするつもりはありません。代表活動に呼ばれてからは、全力でやっていただくことは、しっかり約束してもらうつもりです。彼のパーソナリティを考えれば、それを当たり前のこととしてやると思います。ある意味、活躍してもらいたい一人と思っています」
トラブゾン・スポル、アダナ・デミルスポルの加入が近づいている、あるいは「合意」に至ったと一部トルコメディアでは報じられ、すでに浅野がトルコ入りして契約書にサインするを待っているとも伝えられていた。しかし浅野はすでに日本に帰国。このフル代表5連戦に向けて準備をしているということだ。
浅野1994年11月10日生まれ、 26歳。173センチ・71キロ。国際Aマッチ24試合・5得点。
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[文:サカノワ編集グループ]