ちょっと控え目、香川真司の姿も!PAOKがギリシャ杯優勝
PAOKがギリシャカップ優勝を報告。※ツイッターより(@PAOK_FC)
最近では4月以降ベンチ外が続く。
[キペロ・エラーダス決勝] PAOK 2-1 オリンピアコス/2021年5月23日/アテネ・オリンピックスタジアム
キペロ・エラーダス(ギリシャ・カップ)決勝、元日本代表MF香川真司の所属するPAOKテッサロニキがオリンピアコスに2-1の勝利を収めて、2大会通算8度目の優勝を果たした。香川はベンチ外だった。
試合は圧倒的な力でリーグ制覇を成し遂げたオリンピアコスと、同2位ながらも大きく差を離されたためこの試合に懸けていたPAOKの一戦に。PAOKが30分にPKで先制に成功したものの、50分に追いつかれる展開に。
それでもPAOKは持ち堪えて、迎えた90分、ミハエル・クルメンチクのゴールで突き放して2-1の勝利を収めた。
このカップ戦3試合に出場している香川は、優勝セレモニーに参加。ひさしを逆にして帽子をかぶり歓喜の輪に(控えめに後ろのほうで)加わり、笑顔を浮かべている。
スペイン2部レアル・サラゴサを退団したあとのブランクを経て、今年1月、PAOKと契約。注目を集めた32歳の日本人アタッカーは加入直後に出場機会を得たものの、その後、次第にベンチからも外れるようになった。結局、ギリシャリーグ5試合、同カップ戦3試合・1アシストを記録。3月7日の試合出場を最後に、4月には2試合ベンチ入りしたものの、そこからはメンバー外となり出場機会を得ることはなかった。
PAOKの元ウルグアイ代表でもあるパブロ・ガルシア監督は、香川が急速にピッチを上げたためコンディション調整に時間をかける必要があると説明していたこともある。香川はクラブと2022年6月まで契約を結んでいると見られる。上位進出そしてタイトル、“勝利をもたらす”という福男ぶりはギリシャでも示した。
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[文:サカノワ編集グループ]