Jリーグ復帰へ!塩谷司のアル・アイン退団決定「サヨナラは言いたくない」
クラブW杯でのアル・アインの塩谷司。 (Photo by Francois Nel/Getty Images)
中東にしっかり根付きキャリアを築いた最初の選手に。
アラブ首長国連邦(UAE)1部のアル・アインFCでプレーしてきた元日本代表DF塩谷司が今シーズン限りで退団することが決定した。クラブが正式に発表した。
塩谷も自身のツイッター(アカウントは @sio125)にて英語で、「この4年間、アル・アインの選手とファンへ、ありがとうございます。さよならは言いたくありません。また会いましょう」と、感謝を伝えている。また、クラブも塩谷の4年間の活躍ぶりを振り返る心温まる動画を作成して、SNSで公開している。
ファイタータイプであるこのDFは国士舘大学を卒業後、大学時代の恩師だった柱谷哲二氏が監督に就任したJ2リーグの水戸ホーリーホックに加入。そこでの活躍を受けてJ1リーグのサンフレッチェ広島に移籍し、黄金時代を築くとともに日本代表デビューも果たす。そして2017年6月、アル・アインに加入。それから4年間、中東でのプレーを続けて、クラブワールドカップにも出場してきた。また2019年のカタール・アジアカップで返り咲くなど、日本代表では通算7試合・1得点を記録している。
徳島県出身で身長182センチある32歳のディフェンダーは、基本的にはJリーグ復帰が見込まれる。3バックと4バックをこなせて、1対1への守備面での力強い対応に加えて、精度の高いフィード力も備えるだけに、多くのクラブが欲しそうである。本人としても、年齢的にここからのあと数年が重要な勝負どころと考えているに違いない。
中東でしっかり腰をおろして活躍した最初の選手になった。今季途中からはFCポルトの中島翔哉もレンタル移籍で加わりともに戦ってきた。
そして今回、フリートランスファー(移籍金ゼロ)で獲得できるのも大きい。果たして新天地はどこに? サプライズはあるのか。あるいは、古巣復帰はあるのか!?
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[文:サカノワ編集グループ]