古橋亨梧への差別投稿で調査開始。セルティック対レンジャーズ、オールドファームダービーを前に
古橋亨梧。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
日本時間29日20時から、アンジェ・ポステコグルー対スティーブン・ジェラード初対決!
スコットランド1部セルティックFCは8月23日、日本代表FW古橋亨梧へのグラスゴー・レンジャーズFCのファンと見られる者からのSNSへの差別的な投稿を受けて、クラブ公式ツイッター( @CelticFC )で公式声明を発表した。29日(日本時間20:00)からは両チームの今季最初の「オールドファーム・ダービー」が行われる。
セルティックは次のように声明を発表した。
「もし報道が正確であれば、古橋亨梧に対するこのような病的で哀れな人種差別的行為は絶対に非難されるべきです。
残念ながら、近年、セルティックの多くの選手が同様の人種差別的な行為を受けてきました。全ての人に開かれたクラブとして、私たちはあらゆる形態の人種差別に断固として反対し、古橋亨梧を全面的にサポートしていきます。すべての関係者が協力し、あらゆる形態の偏見に取り組まなければなりません」
イギリスメディア『ガーディアン』によると、セルティック戦の最近の試合後、レンジャーズサポーターと見られる者によって、差別的なチャントが歌われ、人種差別を意味を持つゼスチャーをした投稿があったそうだ。
レンジャーズの広報は「レンジャーズはあらゆる形態の人種差別と差別を非難します。このような行為を行う者は、クラブを代表する者でも、我々を支えてくれている忠実なサポートを代表する者でもありません。現在、関与した個人を特定するために調査しています」とコメントしている。また、スコットランドの警察も動くという。
29日にはセルティックのホームゲームで、セルティック対レンジャーズの今季初の「オールドファーム・ダービー」が行われる。アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックとスティーブン・ジェラード監督率いるレンジャーズが、それぞれ開幕リーグ2連勝同士で激突。古橋にはハットトリックを達成したダンディーFC戦に続く、リーグ2試合連続ゴールが期待される。
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[文:サカノワ編集グループ]