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オニ的中の鬼木采配、川崎が鹿島に宮城天スーパーゴールで逆転勝利。山村和也はファーストタッチ弾

川崎のレアンドロ・ダミアン。(Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)

いずれも途中出場、家長「右MF→トップ下」起用も的中。

[J1 32節] 鹿島 1-2 川崎/2021年9月22日19:03/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ、注目を集めた上位対決の鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ戦、川崎が途中出場の山村和也のファーストタッチでのジャンプヘッド、アディショナルタイムの宮城天の目の覚めるようなミドル弾によるJ1初ゴールで、鮮やかな逆転勝利を収めた。

 鹿島が球際への厳しさで上回り試合の主導権を握る。そして61分、ファン・アラーノのゴールでついに均衡を破る。

 川崎は選手交代をしながら、右MFで先発した家長昭博をトップ下に回す。そして広瀬陸斗のファウルで得た敵陣でのフリーキックのチャンス。劣勢の続いたアウェーチームはセットプレーを狙っていただけに安易なプレーだったと言えたが、このタイミングで長身の山村が投入される。

 すると交代出場した脇坂泰斗の精度の高いキックに、山村が関川郁万とのジャンプヘッドで競り勝ち、ゴールネットを揺らす。

 そのあと、鹿島は交代出場したエヴェラウドやアルトゥール・カイキが攻め急ぐものの、最終ラインは逆襲を恐れて前へ出にくくなり、スペースが生じてしまう。

 そして90+4分、宮城が一瞬鹿島の寄せが甘くなったところを見逃さず、右足を振り抜く。「ブレ球は狙っていました。芯を当てることを心掛けた」というショットが、体をよけた町田浩樹の背中を抜けて、GK沖悠哉のニアサイドを貫いた。

 川崎が王者たる所以を物語るような試合運びであり選手層を見せ付けての2-1勝利! ACLの韓国遠征から続く連戦。鬼木監督の采配が物の見事に的中し、リーグ連覇へとまた一歩近づく大きな1勝を掴んでみせた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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