「レアル・マドリードの未来は安泰」アンチェロッティが強力な中盤を評価。久保建英のマジョルカ6-1撃破
レアル・マドリードのマルコ・アセンシオがマジョルカ戦でハットトリック達成!(Photo by Gonzalo Arroyo Moreno/Getty Images)
前節から先発4人替えが奏功。アセンシオのハットトリックに「最もダメージを与えられるポジションだった」。
[スペイン1部 6節] レアル・マドリード 6-1 マジョルカ/2021年9月22日22:00(日本時間23日5:00)/サンチャゴ・ベルナベウ
スペイン1部リーグ6節のレアル・マドリードがRCDマジョルカに6-1の大勝を収めた。レアル・マドリードからマジョルカにレンタルされている日本代表MF久保建英はリーグ5試合連続で先発出場を果たし、一時1点差に迫るイ・ガンインのゴールにつながるパスを放ったもののハーフタイムで交代を告げられた。
レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で、連戦が続く中で前節から先発4人を入れ替えた理由とその効果、そしてハットトリックを達成したマルコ・アセンシオの活躍ぶり、さらには中盤の圧倒的なパフォーマンスなど質問に答えた。
東京オリンピック・スペイン代表にも選ばれたアセンシオの活躍ぶりについて指揮官は、「彼をこのポジション(4-3-3のインサイドハーフ)に置くことで最もダメージを与えられると思いました。彼はライン間でボールを受けるクオリティが高く、シュート力もあり、コンビネーションも抜群です。ウイングではありませんでしたが、最終ラインが押し上げればアウトサイドでもプレーできるなど、相手にとって非常に危険な存在になりました」と評価した。
一方、これまで控えにいた選手たちの充実ぶりについてもコメントした。
「私たちのチームは、経験のある選手と若手が上手くミックスされています。今日、若い選手たちがクオリティの高さを見せてくれましたが、サッカーでは経験が重要な要素であることを忘れてはいけません。これまであまりプレーしていない人たちがしっかり準備できていたことも良かったです。イスコやヨヴィッチは準備ができていました」
またイタリア人監督は、中盤のタレント力と彼らが生み出す圧倒的な破壊力と迫力を、次のように評価していた。
「バルベルデ、カマヴィンガ、ブランコ(アントニオ・ブランコ・コンデ)、さらにはモドリッチ、クロース、カゼミーロの3人がいて、レアル・マドリードの未来は安泰です。あらゆる意味で、非常に強力な中盤を持っています」
果たして、アンチェロッティ監督の目に、立ち上がりに決定機も作り出した久保はどのように映ったのか――。20歳のレフティにとってはほろ苦い、初めてのベルナベウでのプレーとなった。
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[文:サカノワ編集グループ]