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【ACL】主審が試合終了の笛を早く吹いてしまうハプニング。直後、名古屋は浦項にトドメを刺される

ACL準々決勝・浦項戦での名古屋の森下龍矢。(Photo by Han Myung-Gu/Getty Images)

アディショナルタイム残り1分、GKはグローブを脱いでしまう。

[ACL 準々決勝] 浦項 3-0 名古屋/2021年10月17日14:00/全州ワールドカップスタジアム

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、J1リーグの名古屋グランパスは韓国Kリーグの浦項スティーラースに0-3で敗れた。日本勢はベスト8で姿を消した。

 試合は立ち上がりから名古屋がテンポ良いパス回しでチャンスを作り出していく。しかし後半に入ると、連戦とアウェー遠征の影響からか名古屋のテンションが下がり、徐々に浦項のパワーに圧されてしまう。すると53分にイム・サンヒョプ、70分にイ・スンモにゴールを決められてしまう。

 名古屋は前田直輝、相馬勇紀、金崎夢生らを投入。しかし、むしろサイドでの攻撃に時間がかかってしまい、その間に相手にリトリートされしまう。結果、ロングボールを多用して、相手にボールを回収され、カウンターを食らうなど悪循環に。

 後半のアディショナルタイムは「4分」。浦項2点リードのまま推移すると、3分を経過したあとにアリレザ・ファガニ主審が試合終了の笛を吹いてしまう。

 が、まだあと1分あることに気付いて、すぐ取り消してプレーを再開させる。浦項のGKイ・ジュンは一度グローブを外してしまっていたが、もう一度着用。また、浦項の選手は主審を励ますなど余裕があったが、一方、一旦落胆してしまった名古屋の選手には影響が大きかったか……。

 すると試合終了直前の90+5分、イム・サンヒョプにトドメの一撃を突き刺されて0-3に。グループステージでは3-0、1-1と浦項に負けいなかった名古屋だが、この日は特に後半ほとんどチャンスを作れず、ベスト4進出を逃した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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