元日本代表MF柏木陽介を脅迫、警察が容疑者特定「僕自身や家族は不安に感じておりました」。ネット上で書き込み、FC岐阜公表
柏木陽介。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「今後は安心して生活することができますのでご報告させていただきます」
J3リーグのFC岐阜は10月18日、今年6月10日に同クラブに所属する元日本代表MF柏木陽介に対し、インターネット上で生命身体への脅迫など含む不適切な書き込みがあったことを報告した。容疑者が特定されたことで、今回、公表に至った。
クラブによると、柏とクラブが相談したうえで、6月10日、所轄の警察に被害届を提出。今後の対応を協議した結果、こうしたことが起こらないように状況を発表することとした。
岐阜は次のようにコメントしている。
「当該投稿内容は、当クラブの選手個人に対して行われたもので、個人やクラブとしては極めて卑劣な内容であり到底許されるものではありません。
Jリーグ及びJクラブでは、差別や暴力のない世界を目指して定期的に各種の啓発活動を実施しているにも関わらず、その中でこのような事案が発生したことは誠に残念であります。
当クラブとしましては、今後も同種の事案に対しては毅然と対応していくとともに、差別や暴力のない社会の実現に向けて取り組んで参ります」
一方、柏木は次のようにコメントしている。
「インターネット上に書き込みされた事案で僕自身や家族は不安に感じておりました。この度、容疑者が警察の捜査により特定されたことから、今後は安心して生活することができますのでご報告させていただきます。このような行為は絶対に許されるものではありませんので、人を傷つけるような書き込みが無くなるように願っています。最後になりますが、この場を借りて、通報して頂いた方に御礼を申し上げます」
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[文:サカノワ編集グループ]