河北FCが存続危機。浦和、新潟で活躍のFWレオナルドのJリーグ復帰も!?
浦和でのレオナルド。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
経営難…GMがスポンサー企業に呼び戻される。
中国超級(1部)リーグの河北足球倶楽部が存続の危機に立たされている。
経営難に陥り、これまでも様々な憶測や厳しいチーム状況が伝えられてきた。そうしたなか、『新浪体育』は11月4日、クラブをスポンサードしてきたチャイナ・フォーチュン・ランド・デベロップメント(以下、チャイナ・フォーチュン)がクラブ運営から撤退したい意向を示しているようだと報じた。
記事によると、クラブのゼネラルマネジャー(GM)を務めてきたリー・ジュン氏が、チャイナ・フォーチュンに呼び戻されたという。この決定により、チャイナ・フォーチュンが河北FCを離れることがより“確実”になったそうだ。
一方、一時はクラブハウスの電気代の支払いも滞ったという河北FCだが、「このクラブは存在したいと強い願望を持っている」とも伝える。
河北FCには、浦和レッズ、アルビレックス新潟、ガイナーレ鳥取で活躍したFWレオナルドが在籍。この夏、山東泰山足球倶楽部からレンタル移籍されている。
レオナルド自身は将来的には日本復帰を望んでいると、自身のSNSでも発信を続けてきた。もしも河北でのプレー続行が困難になれば、山東への復帰、あるいはJリーグ行きも選択肢に入ってくるか!?
数多くの外国籍の大物選手が集結した中国リーグだが、本来の目的であった国内選手のレベルが一向に上がらないことに危機感を抱き、今季からクラブの年俸上限を定めるサラリーキャップ制を導入。外国籍選手の枠数、年俸制限も設けられた。
さらに中国バブルの崩壊が追い打ちをかけ、今年、まず強豪の江蘇足球倶楽部が「解散」に追い込まれた。さらに広州恒大もファビオ・カンナバーロ前監督の電撃退団をはじめ大幅なリストラを進めるなど、リーグ全体の混乱が続いている。
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[文:サカノワ編集グループ]