伊藤洋輝がドイツ月間最優秀新人賞「初ゴールは決して偶然ではない」
シュツットガルトの伊藤洋輝。 (Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)
11月、ディフェンダー陣最多のパス本数を記録、成功率も87パーセント。
VfBシュツットガルトの伊藤洋輝が、ドイツ・ブンデスリーガの11月の月間最優秀新人賞(ルーキー・オブ・ザ・マンス)に選出された。22歳の伊藤は初受賞で、チームからは9月のオマル・マーモウシュ(エジプト出身、22歳)に続き2人目。
この賞は、ヨーロッパ主要リーグの中で平均年齢が最も若いブンデスリーガで、毎月、最高のルーキーを決定するもの。ファン(40パーセント)、クラブ(40パーセント)、そしてブンデスリーガの専門家(30パーセント)による投票で選ばれる。
ジュビロ磐田から今夏レンタル移籍してきた伊藤は次第に頭角を現し、左ストッパーのレギュラーに定着。そして11月にドイツ初ゴールを記録してみせた。
1試合平均96本のパス数は、ディフェンダー陣で最多だった。またパス成功率87パーセントと高く、リーグは「驚くべき正確なパスを誇っていた」と称賛している。
シュツットガルトのペッレグリーノ・マタラッツォ監督は「伊藤は本当にしっかりプレーしています。私たちに安定性をもたらし、ボールを的確に振り分け、よく守っています。彼がゴールを決めたのは決して偶然ではありません」と評価する。
270分間で与えたファウルはゼロ。ボールに対するチャレンジの69パーセントでマイボールにすることに成功していた。また、最高時速34.1キロも記録し、「チームの弓に新たな弦を加えた」とも評価されている。
遠藤航とともにチームを支える。果たして日本代表入りもあるのか!? 188センチの大型レフティはドイツでも注目の逸材となっている。
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[文:サカノワ編集グループ]